ドラマと音楽 その29 ミュージカルもネタの一つ(2006.6.23 めるドラ初出)

斉籐由貴が「我が輩」と言うのが、最近では心地よくなってきました。
そうです、昼ドラ『我が輩は主婦である』で、夏目漱石が乗り移ってしまった主婦、
矢名みどりの「我が輩」から始まるセリフのことです。
本当は最初、これって面白いんか?と思うドラマだったのですが…。

実は初回から3回までは見逃していて、さて見てみたらいきなりミュージカル、それ
も『マイフェアレディ』のイライザ風の衣装を着た斉籐由貴が、「モンナシーヌのう
た」を歌い出したのにはビックリ!
それも発声が舞台を感じさせる歌い方。そう言えば、斉籐由貴はミュージカル『レ・
ミゼラブル』でコゼット役をやってたことがあります。
それにくっついて歌うミッチー、踊る川平慈英って、ある意味とっても豪華。
主人公夫婦である、矢名みどり(斉籐由貴)と矢名たかし(及川光博)は大学時代ミ
ュージカル研究会(通称ミュー研)に所属し、結婚した今でも、ミュー研の先輩であ
るゆきお(川平慈英)の経営する喫茶店ジャンバルジャンに何かというと集う。
で、この喫茶店に来ると、様々な理由から何故か小ミュージカルが始まってしまうこ
とがしばしば。このミュージカル、大真面目にやってるので結構ハマリます。舞台衣
装やカツラまでつけてる場合と、普段着で踊り出してしまうことも。
川平慈英の濃〜い舞台風演技(彼はミュージカル俳優でもあり)に笑みが浮かび、
「おいおい、W杯の応援に行かなくていいの?」なんて突っ込みを入れてみたり。実際
はかなり以前に収録されてる筈ですが。最近の川平慈英は丸坊主。

しかし、このドラマはミュージカルがメインという訳ではありません。
昼ドラらしく、姑であるちよこ(竹下景子)・娘のまゆみ(東亜優)・息子のじゅん
(荒井健太郎)を含めた家族愛を描いています。
及川ミッチーが演ずる父親が、とってもナイス! いや、ここまで愛のある家族思い
のお父さんを演ずるとは思いませんでした。お父さん役、似合ってる。レコード会社
を辞めて、郵便ボーイをやってるのも、制服の似合うミッチーはサマになってます。
隣のひと癖もふた癖もある主婦のやすこ(池津祥子)と、夫であるひろし(レッド吉
田)のエピソードもなかなか笑える。
特にやすこは強烈キャラ。真面目だったやすこがツッパリに変わり、暴走族になって
上腕部に「命ひろし」」と彫ってあったり。昔の姿を衣装とカツラで再現ドラマして
しまうあたり、ワイドショーのノリ。
おまけに、ジャンバルジャンでパートを始めるみどりに至っては、メイドの制服を着
ているのでメイドカフェかと思ってしまう。
このコスプレ演技の数々は小ネタの宝庫とでも言うべきか。

このドラマの陰の主役である夏目漱石の声を、本田博太郎が担当してるんですが、斉
籐由貴の演技に合わせて語られるその声が、これも当初の違和感から最近ではツボに
はまるようになりました。竹下景子のお姑さんと共に、ベテランの妙味。

ドラマの方はちょうど半分、これから後半に向かっていく訳ですが、脚本の宮藤官九
郎が「20話から30話までは逆ギレみたいな台本」と語っているようなので、これ
からが面白さの本番なのかも。
斉籐由貴・及川光博が【やな家】というユニットで歌う、主題歌「家庭内デート」も
楽しいタイトルバックも含めて『我が輩は主婦である』は見頃かも。

ちなみに斉籐由貴、映画『スケバン刑事コードネーム=麻宮サキ』の主役である松浦
亜弥のお母さん役なんだそうです。9月末公開。

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ドラマと音楽 その28 耳について離れない(2006.3.31. めるドラ初出)

1月期のドラマも全て終わり、もう新年度スタートという感じで4月期を迎えてしま
うんですね~早いもんです。
実は身内の不幸があって、1月期の殆どの作品を穴だらけで把握する状況になってし
まい、前回のコラムもお休みさせて頂きました。(ごめんね、事務局の中島さん)
ドラマタイムが居眠りタイムになってしまい、やっぱり覚えているのは主題歌や挿入
歌ばかりという状況に、笑ってしまうしかありません。

なかでも耳について離れなかったのが、『小早川伸木の恋』の挿入歌である、ジェイ
ムス・ブラントの「you're beautiful」です。もっともこれって、2005年のイギ
リス最大のヒットアルバムからカッティングされたセカンドシングル、全英NO.1
ということでドラマの為に作られた歌ではありません。
ジェイムス・ブラントは元NATOの和平部隊軍人として、コソボでの勤務を経験したと
いう異色のキャリアを持つアーティスト。イギリスの吟遊詩人と呼ばれています。元
軍人とのびやかな声がなかなか一致しないですが、やはり耳に残る歌は強い。
しかし、これだけ「ユア・ビューティフル」と連呼されると、ドラマの作田カナ(紺
野まひる)を思う小早川伸木(唐沢寿明)の顔のクローズアップと結びついてしまい、
それ以外には合わないんじゃないかとさえ思えてきます。
あの伸木の奥さんの妙子(片瀬那奈)じゃ、本当に息苦しくって離婚したくなるよな
~と思って見てました。嫉妬する顔は般若の顔になってしまうもんね。
主題歌であるナナムジカの「くるりくるり」は、そのフレーズがやはり耳に残るとい
う点で印象的。ヴォーカル・作詞の西島 梢とピアノ・作曲の松藤由里の女性二人組。
4月からは『特命!刑事どん亀』の主題歌「僕達の舞台」を担当。

4月期の注目曲は、『アテンションプリーズ』の木村カエラ「OH PRETTY 
WOMAN」でしょうか。ロイ・オービソンの名曲というより、映画「プリティーウ
ーマン」の主題歌と言った方が分かり易いですね。
中森明菜やhitomiの歌声も久々に聞けそうですし、何となく春って感じですか。

でも、何よりも驚いたのは宮藤官九郎氏が昼ドラを書く!ってことでした。
やっぱりTBS、磯山プロデューサーとのコンビとくれば、昼ドラ面白そう!
『我が輩は主婦である』って、タイトルからして何かやらかしてくれそう。
5月下旬からというのが待ち遠しいです。

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ドラマと音楽 その27 過去と未来と現在と(2006.2.10 めるドラ初出)

車で移動中はラジオを聞いています。
先日も、アメリカのヒップホップグループThe Jungle Brothers vs Skeewiffの昨年
末発売の「FUNKY MAGIC」という曲をクリス・ペプラー氏が紹介していてビックリ。
これって、ゴダイゴの「モンキーマジック」じゃん!
モンキーをファンキーに置き換えて歌ってます。
海外では堺正章さんの『西遊記』を今でもかなり放送してるのだとか。
で、カナダ人兄弟率いる4人組のロックバンドMONKEY MAJIK の「Around The World」
を聞いた時には、ゴダイゴがまた主題歌を歌ってるのか~と思ったほどにそっくりな
歌声で、これまたビックリ。
確かにCGは進化してるし、香取慎吾くんは頑張ってる(頑張り過ぎてる)、更に言
えば歯を食いしばり絶叫しなければ猿とは言えないのか?と思うほどの孫悟空ぶりに
圧倒されてしまう。これって意図的に頑張り過ぎてるらしいのだが。
脚本はとても分かり易いが説教くさいし。坊さんも出てるんだから仕方ないか。
視聴率はイイ! でも、でも、でも、今後の月9はどういう方向性?
まあ、何でもアリっちゃアリな訳ですが。

ところで、私が注目しているドラマは、残念ながら視聴率最底辺をウロウロしている
『神はサイコロを振らない』です。
ドラマのSF物は当たらないという話をよく聞きますが、まさに。
映画の『黄泉がえり』などと比較されたりもするけど、私が思いだしてしまうのはス
ティーブン・キングの『ランゴリアーズ』。
真夜中のジャンボジェット、11人を除いて他の乗客は消えてしまい、飛行機はまる
で異空間のような無人の空港に降り立つ。キングの常道である超能力者の女の子も、
その中に混じっている。さて、乗客達は無事に現在まで戻ってきて着陸出来るのか。
『ランゴリアーズ』は乗客達が中心で、『神はサイコロを振らない』のように待って
る側の人間が描かれてはおりません。映画にもなったけど未見なのでそっちは不明。
『神はサイコロを振らない』とはアインシュタインの言葉のようですが、バブルがは
じけた後の失った10年とダブって見える、ヤッチとアッチの10年は視聴者の心の
中の10年と重なるんでしょうね。
「この10年間、精一杯生きましたか?」とHP上で問われて自分を振り返ってみる。
主題歌は「onelove」 Ryohei feat.VERBAL(m-flo)

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ドラマと音楽 その26 所謂ひとつのカタルシスを得る (2005.12.16 めるドラ110初出)

たとえば、ドラマには2種類ある。
結末の解らないドラマと、結末の解っているドラマ。
大抵の連ドラや単発ドラマは結末が最初から解っていることは稀です。だが、実在
の人物をモデルにしたドラマの場合、結末を実際と全く変えてしまうことはないで
しょう。歴史上の人物であれば、なおさら。九郎判官義経ともなれば、もはや伝説
でもあり…。解りきっているのに何故見るのか、それは登場人物の感情の追体験を
するということに意味があるのでしょう。何物かを昇華・浄化させるということ。
義経』の音楽には、印象的なオーケストラのフレーズがあります。ジャン!と響
くその音は、場面転換・心の動き・クライマックス、様々に振り向かせる音でした。
それが、「安宅の関」の回の時は更に印象的で、鈴の音がオーケストラに取って代
わり、最後までリンと響いておりました。能楽かと思いきや、能の楽器には鈴は見
当たらず、どうやら神楽で使われる神楽鈴のようです。そういえば、藤原秀衡の倒
れる場面で演じられていたのは、神楽のようでした。
義経』の音楽担当は岩代太郎さんですが、ドラマ終了後の「大河紀行」では4人
のソリストが3ヶ月交代で演奏しており、そのひとりがピアノの松下奈緒さん(女
優「恋に落ちたら」等)でした。

歴史上の人物ではなくとも、実在した普通の人の人生の結末は、ドラマがそうそう
変えられもしません。『1リットルの涙』は木藤亜矢さんの実話を、池内亜矢名義
に変えて脚色してますが、さすがに涙なくしては見られないドラマになっています。
そして、その主題歌ソウル出身のの歌う「Only Human」は、ドラマの
内容にピタリと寄り添っています。“今は前へ進め”という言葉の力の大きさに、
いつもドラマの最後の余韻をせつなく思っています。
もちろん、レミオロメンの「粉雪」も素敵なんですが。

義経より遙かに現代で、普通の人より有名な女性達のドラマがありました。
瀬戸内寂聴 出家とは生きながら死ぬこと
越路吹雪 愛の生涯~この命燃えつきるまで私は歌う
杉村春子 悪女の一生~芝居と結婚した女優・杉村春子の生涯
普通の人では味わえない、濃密な人生を生きることは、感情とか精神の振り幅が大
きく揺れていて、それこそドラマチック。一歩踏み出す勇気と才能と。
この女達は言ってみれば、あざとい。それは野心的とも言えるもので、しかし、こ
の現代において野心的でない女性は魅力的とは言わないかも。身体の芯からの生命
力とでもいうべき野心は、男だけで満たされるものではない女の生き方を、魅せて
くれました。三作とも力作で素敵でしたが、私は瀬戸内寂聴さんを演じた宮沢りえ
さんの回が一番好きだったかも。阿部寛さんの今年の演技は広がりがありました。
主題歌はシリーズを通して、中島みゆきさんの「命のリレー」。2004年1月の
夜会で披露された楽曲だそうです。

天海祐希さん演ずる越路吹雪さんの歌を聴きながら、思い出したことがあります。
学生時代に友人と入った居酒屋のTVで、亡くなったばかりの越路さんの追悼番組
を流していました。たまたま、同じ大学の男子学生が二人ほど客で、他には客らし
い客もおらず、二人組は流れてくる歌を一緒に歌っていました。友人は二人と知り
合いで「ほら、仮面ライダーでデビューした村上君だよ」と、もう一人と村上君を
紹介してくれたのだけれど、私は自分の失恋で頭が一杯で、二人組は「サントワマ
ミー
」だったか、歌ってくれたようでした。みんな、酔っぱらってたけど。
村上君は、東北大医学部を目指して何浪もした挙げ句に東京で私立の法学部に入っ
たので、思うところあったのでしょう。その頃は、普通の大学生よりはちょっと年
上で格好いい程度の人でした。学部も違うし、それきり顔を合わせる機会はありま
せんでしたが。今では、その村上君も渋い二枚目の大きな役者になりました。
彼の名は村上弘明。
テレビ東京のお正月ドラマ『天下騒乱』では実伝である荒木又右衛門を演じます。
見事な敵討ちと死に際を見せて欲しいものです。

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ドラマと音楽 その25 秋色レクイエム(2005.10.21 めるドラ110初出) 

「キラキラのパスタ」ってどんなスパゲッティなんだ?
などと、月9の始まる前からラジオでガンガンかかっている、平井堅の『POP 
STAR
』を初めて聞いた時思った。(空耳アワーに出せるかなぁ~)
歌の題名を聞き逃すと、こんな聞きまつがいをしてしまうんですね。
始まりましたね、月9、『危険なアネキ』。
『電車男』のエルメス+『タイガー&ドラゴン』のメグミが入ってないかい?
なんか、今までの月9とどう違うのか、これからの展開に期待してみましょ。

この秋、見逃してしまった映画があります。
映画のキャッチコピーは「深紅、それは19歳、罪の色」。
脚本家、野沢尚さんの遺作で、題名は『深紅』。
一家惨殺された生き残りの娘と、その加害者の娘の交錯する運命。
吉川英治文学新人賞に輝く、野沢さん自身の原作を元にしています。
野沢さんは、何故この脚本を書いて死に急いでしまったんだろう。
この映画の監督ではないのだが、盟友である鶴橋康夫監督は今年になってWOWO
Wドラマ初のオリジナルドラマ『ぶるうかなりあ』しか撮っていないのではないだ
ろうか。野沢さんへのレクイエムだった作品。
泣きたいほど野沢さんに戻ってきて欲しい、と新聞のインタビューに答えていたの
を読んだのだが、確かに残された者達はやるせない。視聴者も同じ。

野沢さんの作品は数多いですし、ギャラクシー賞・芸術作品賞など数多くの受賞作
品(『手枕さげて』『愛(めぐむ)の世界』『東京ららばい』『雀色時』など)を
持ち、向田邦子賞で脚本家として最盛期を迎えていました。
登場人物の履歴書作りにはこだわった方ですので、主題歌も気になる楽曲が多いで
す。とりあえず、ピックアップ。
親愛なる者へ』        →「浅い眠り中島みゆき
素晴らしきかな人生』     →「Make-up Shadow井上 陽水
この愛に生きて』       →「永遠のパズル橘 いずみ
恋人よ』              →「To Love You More
                         セリーヌ・ディオンwithクライズラー&カンパニー
おいしい関係』          →「未来へのプレゼント中山 美穂 with MAYO
青い鳥  L'oiseau Bleu』   →「Wanderin' Destinyglobe
結婚前夜』            →「THE STONE小谷美沙子
眠れる森 A Sleeping Forest』 →「カムフラージュ竹内まりや
氷の世界』            →「ダイヤモンド・ダスト氷室 京介
リミット もしも、わが子が… 』→「月と甘い涙Chara
喪服のランデヴー』      →音楽 東儀 秀樹
ネット・バイオレンス~名も知らぬ人々からの暴力~』→音楽 オノセイゲン
反乱のボヤージュ』      →「時をとめてMisia
水曜日の情事』        →「Candy Rain久保田利伸
眠れぬ夜を抱いて』      →「Forever to me~終わりなき悲しみ~the brillian green
緋色の記憶~美しき愛の秘密~』→音楽 岩代 太郎
川、いつか海へ 6つの愛の物語』第一話・第五話→音楽 岩代 太郎
砦なき者』            →音楽 宇崎 竜童、マリオネット 

こんな秋の日には、野沢さんのせつないドラマが見たくなります。
彼には脚本の中に独特のフレーズがあります。
回想シーンを“リメンバー”と書きます。

リメンバー  野沢尚(脚本家) 2004年6月28日没 享年44才 合掌

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ドラマと音楽 その24 おとなのドラマって(頑張れ、よるドラ) (2005.9.16 めるドラ110初出)

とうとう最低視聴率維持のまま、『おとなの夏休み』が終わってしまいました。
同じ日テレの『女王の教室』はバツグンの視聴率なのにね。まあ、実際面白いし。
これって、謎が持続してるからなんだろうな。先が読めそうで読めないところ。
でも、『おとなの夏休み』と言うだけあって、週替わりの主題歌は懐かしかった
(公式HP http://www.ntv.co.jp/otonatsu/
 れんドラ110 http://www.rendora110.tv/program/nihon/otonatsu/index.html
 を見て確認してネ)
と思うのは、やっぱり自分がおとな?になったってことですかね~。
いくらヒット曲を使ったからといって、現在とリンクしてない歌は弱いのかも。

ところで、よるドラは最近F2狙いが顕著です。『ダイヤモンドの恋』などはズバリ
更年期障害を扱っています。主人公もトレンディドラマで名を馳せた、かの浅野温子
ではありませんか。独特のセリフ回しも全開。
私は病気でホルモン療法をしているので、人為的に更年期障害なのですが、ああいう
症状ではありません。個人差がありますよね。でも、主人公には何となく肩入れして
しまうなぁ。もっとも浅野さん、更年期の割には力入ってるんだけど。

このよるドラの枠は以前は【ドラマDモード】と呼ばれていて、どちらかと言えば若
者向きでした。結構、佳品が多かったように思います。
ドラマDモード           主題歌
FLY 航空学園グラフィティ』→「大きな翼」矢野真紀
喪服のランデヴー』      → 音楽 東儀秀樹
深く潜れ~八犬伝2001』    →「PUZZLE…by the irony  of fate…」tohko
もう一度キス』→「ラヴ・アフェアー~愛のテーマ~」スティーブ・バラカット
はっぴぃ・ウェディング』   →「CUBANISMO!」Force of Natures
(上記は2回で単発に近く、劇中は結婚式向きの曲が次々に流れる)
陰陽師』            →「記憶の空へ」canna
グッド★コンビネーション』  →「それとなく」サイクルズ
ルージュ』           →「Get your groove」福原裕美子
トトの世界』          →「アメージングレイス」SILVA
光の帝国』           → 音楽 山下康介
君を見上げて』        →「君に会いたい」松本英子

そして、初期のよるドラは、Dモードより女性層を意識してました。
主題歌の使い回しが、ドラマファンに物議を醸しだしました。
よるドラ              主題歌
真夜中は別の顔』       →「微笑みのひと」今井美樹
恋セヨ乙女』           →同
ロッカーのハナコさん』    →同
お見合い放浪記』        →同
精霊流し』             →同
かるたクイーン』        →同
赤ちゃんをさがせ』      →同
女将になります』      →「元気を出して」島谷ひとみ
女神の恋』            →同
ブルーもしくはブルー ~もう一人の私~』→同
ニコニコ日記』         →同
帰ってきたロッカーのハナコさん』→同
百年の恋』           →同
ちょっと待って、神様』    →同
ドリーム~90日で1億円~』 →同
もっと恋セヨ乙女』       →同
火消し屋小町』         →同
トキオ 父への伝言』     →「大好きだよ。」大塚愛
結婚のカタチ』         →同
アイ’ムホーム』         →同

2005年の1月からは“大人の女”を更に意識した内容になってきて、主題歌は
今までの使い回しを止めてしまいました。
ルームシェアの女』       →「小夜啼鳥」masumi
愛と友情のブギウギ』     →「アカペラ」ハウンドドッグ
※劇中歌 http://www.nhk.or.jp/drama/archives/boogie/html_boogie_music.html
笑う三人姉妹』          →「おまじない」mink
七色のおばんざい』       →「スッピンと涙。」後藤真希
ダイヤモンドの恋』       →「しあわせ」川江美奈子
理想の生活』          →10月10日スタート予定

さて、今後はどうなりますか。
民放とは違うドラマをNHKには期待してしまいますよね。

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ドラマと音楽 その23 純愛路線を辿る (2005.8.19 めるドラ110初出)

今期、視聴率第一位の『電車男』ですが、私は月9の『スローダンス』より上に来る
とは思っていませんでした。『女系家族』先に見てたし。
しかし、オープニングタイトルでキタ━━━━━(゜∀゜)━━━━━!!!!
ELO(エレクトリック・ライト・オーケストラ)の「トワイライト」をバックに展
開するアニメになぜか萌え。制作はGONZO
まさにヲタク系ドラマにピッタリ!

これでもか、とばかりに「キター!!」と叫ぶネットの住人達もドラマでは初めて見
たし。パソコンの前だけの演技って結構難しそうですが、数多くの電車男の応援者が
いたんですね。私は小説も映画も未見ですし、元ネタの2ちゃんねるの『電車男』も
知りませんでした。そこで少し調べてみると……。
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Aquarius/7075/trainman.html
ドラマ脚本は、結構忠実に上手く再現してくれてるんですね。主人公のハラハラドキ
ドキワクワクは、実は同じように恋愛に臆病なパソコンの前の人達を奮い立たせ、
ファンが広がっていったのがよく判ります。
エンディングのサンボマスター「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」も、すごく熱いし、
伊藤淳史くん扮する山田の前でホームを挟んで大勢が応援してるというのは、2ちゃ
んねるの住人達を見てるようで、最初から最後までひっくるめて、トータルで惹き付
けられるドラマです。
ちなみに音楽の Face 2 fAKE とはギリシャ育ちで10才の時に日本に移住してきた
ACHILLESと、シャンソン歌手を母に持つ OH!be という作曲・編曲・サウンドプロ
デューサーという2人のユニットです。 http://www.face2fake.jp/

純愛路線、という何か古めかしいような言葉が今期は特徴として感じられます。『い
ま、会いにゆきます』も丁寧なつくりの夫婦の純愛の話ですよね。
しかしながら、その丁寧さがまったりとした感じで、映画の尺で充分じゃないかと思
う人もいるのでは? 描かれている日常は優しい感情を呼び起こすけれども。起伏が
ゆったりとしているので『電車男』とは対極にあります。
どちらもベストセラーが原作で、男の方が女よりちょっと情けない感じでもある。
ORANGE RANGEの主題歌「キズナ」はドラマに合ってるんですが、「花」を越えられ
るか? そしてドラマでは、ミムラと三田佳子の親子が会ってしまうのかが気になり
ます。今後に期待。

純愛という言葉の似合う1970年代が、実は原作の設定だった『がんばっていきまっ
しょい』も、高校生達の甘酸っぱい青春時代を描き、これこそ純愛ドラマになりうる
のでは? だんだん恋愛話も入ってきて、これからが面白そう。
映画では伊予東高校ですが、ドラマでは松山第一高校という設定。
映画のHPもまだ健在です。 http://www.altamira.jp/ganba/index.html
シナリオやボートについての基礎知識など、参考になります。
もちろん、ドラマのHPでもボート競技の説明を【一高ボート部通信】のレポート7
で書かれています。 http://www.ktv.co.jp/shoi/report/07.html

私はヨットの経験はあるのですが、ボートは戸田で乗りそびれてます。水の上に浮か
ぶ船っていうのは独特の感覚ですよね。陸とは景色が違うんです。古くは瀬戸内の水
軍の歴史もあるし(『義経』の世界だな)、ボート競技は西日本の方が東日本より盛
んではないでしょうか? やっぱり季節物だし温かくないと。
あの波光きらめく瀬戸内の海の夕焼けの美しさは、このドラマならでは。
aiko の歌う「キラキラ」をバックに流れるエンディングは、夏の爽快感に溢れて
いて人を元気にさせます。ついつい言ってしまう「がんばっていきまっしょい!」

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ドラマと音楽 その22 二時間ドラマの転換期 (2005.7.22 めるドラ110初出)

いやぁ、驚きました!
何と、この秋で日テレの火曜サスペンス劇場が終わってしまうのだとか。
既に収録はされておらず、9月末で終了とのこと。

連ドラの視聴率が低空飛行であっても、二時間ドラマあるいは二時間サスペンスの
枠組みは、今まで確実に視聴率が取れる番組として安泰だったはずなのに、ここ数
年は20%を超えるドラマが少なくなりました。
特に他の二時間ドラマとは格が違うと言われた火サスが、10%前半と視聴率ダウ
ンしているようです。まあ、年間視聴率の三冠王から滑り落ちた日テレの苛烈な他
社との競争に、火サスも巻き込まれたというところでしょうか。

火サスと言えば、企画を通すことが並大抵ではない事で有名です。企画書のページ
数は脚本の半分位もあり、完成度の高さへのこだわりは他の追随を許さないという
雰囲気でした。同じく老舗の土曜ワイド劇場が、露天風呂等のお色気題材も有って
男性視聴者も視野に入れているのに対し、火サスは母物を意識してF2をターゲッ
トにしていたようですが、母物にこだわり過ぎのような気もしました。
最近の土曜ワイドは、TOKIOの松岡・長瀬を主人公に明智小五郎と金田一耕助
のドラマを作ってみたり、連ドラで話題を取った『黒革の手帳』の特別版を作った
りと工夫をこらしているのに対し、火サス枠はウーマンズビート(以前はカネボウ
ヒューマンスペシャル)位でしたかね? 裏の連ドラが健闘してたり、有名な占い
師の裏番組もあり。日テレの火曜日、どう変わるんでしょうか。

☆☆ 火曜サスペンス劇場主題歌 ☆☆
聖母(マドンナ)たちのララバイ」 岩崎宏美
家路」                   岩崎宏美  
」                     岩崎宏美  
25時の愛の歌」           岩崎宏美  
夜のてのひら」            岩崎宏美  
風のLONELY WAY」         杉山清貴  
化石の森」               柏原芳恵  
シングル・アゲイン」         竹内まりや  
告白」                   竹内まりや  
あなたの海になりたい」      真璃子  
愛という名の勇気」         岩崎宏美  
遥かな時を越えて」         中村彩花  
名前のない愛でもいい」      白井貴子  
Day by day」             沢田知可子                                                                「バラード」                石井明美  
横顔」                  酒井法子
体温」                  PARADISE LOST  
哀しい人」               中村雅俊  
幸せのかたち」           高橋真梨子  
深紅の花」              工藤静香  
Tears in Crystal」          ANRI 
出逢い」                安全地帯
ハナミズキ」             一青窈
小さな恋の夕間暮れ」      森山直太朗

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ドラマと音楽 その21 波の下の男たち (2005.7.22 めるドラ110初出)

十年位前のこと、スキューバダイビングのライセンスを取りに、伊豆の大島まで行
ったのですが、プールで挫折。海辺の露天風呂を満喫して帰ってきました。
素潜りやシュノーケリングの練習は何とか不器用ながらも出来たんですが、あのレ
ギュレーターを口にくわえるのがシンドかったのです。

海猿』ではレギュレーター外し有りバディと取りかえっこも有りで、思わず海の
中での息苦しさを感じてしまいました。急速な減圧(浮上)は耳や鼻から血が出た
りするんだもん、怖いです。それが透明度の低い東京湾なら、なおさら。
しかし、この迫真の映像・俳優達の力の入った(海の中は真剣でなければヤバイ)
演技はやはり特筆に値すると思います。カメラマンも力業だし、スウェットスーツ
って着るだけでも本当に消耗します。海上保安庁の仕事って潜水士だけではありま
せんが、これもお仕事ドラマのひとつかも。ドラマの後に新しい映画も公開されま
すし、それを意識したドラマですよね。

実は『海猿』の最初のドラマ化はNHKのBSハイビジョンで国文太一・永作博美
主演で2002年に制作され、翌03年にも『海猿2』が放送されています。
こちらの方は、主人公仙崎大輔の年上の恋人になる新聞記者の美晴が登場。
共同製作が大映テレビで演出が星田良子さんだったので、今回とは趣が違います。
NHKのはそれはそれで良かったと記憶してますが、CXのドラマは『救命病棟2
4時』の福田靖さんの脚本なので、緊迫感がすごく伝わります。
原作の漫画は私は未見なので、その差というのは判りませんが。

主題歌はB'zの「OCEAN」ですが、それよりも佐藤直紀さんの音楽が迫力ですね。
【佐藤さんの主な担当作品】
★映画
海猿』『ローレライ』『恋愛小説』『逆境ナイン』『ALWAYS 三丁目の夕日
★ドラマ
GOOD LUCK !!』『』『ウォーターボーイズ』『マンハッタン ラブストーリー
ファイヤーボーイズ~め組の大吾~』『オレンジデイズ』『H2 ~君といた日々』『海猿
その他多数のドラマやアニメやCM曲があるので、耳にされた方も多いはず。
所属事務所は株式会社フェイス音楽出版で、多くのアーティストがいます。

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ドラマと音楽 その20 土曜日の模索 (2005.7.1  めるドラ110初出)

ありゃりゃ~幼き瑠璃と幌は恋人同士だったのね。
2002年4月期の『ウェディングプランナー』というドラマの再放送が最近あり
まして、成海璃子ちゃんと神木隆之介くんが手をつないで駆けだしてゆくじゃあり
ませんか! うーん、主役になる子はやっぱりオーラが違うんでしょうなぁ。

瑠璃の島』って『ごくせん』の次だった訳ですが、視聴率的には寂しかったもの
の、キャストは本当に渋い演技派の重鎮が多く、若い主役の璃子ちゃんを盛り立て
て、ついついホロリとさせられる感動のドラマを魅せてもらいました。
結構、お母さん方でハマってる人多かったみたいですよ。
緒形拳さんと竹野内豊さんは『人間の証明』でも共演してますので演技に違和感が
無く、更に倍賞美津子さんとの夫婦像は堅固な感じで、この夫婦になら子供を預け
ても絶対安心だと思わせます。
また、私的には平泉成・塩見三省・岸辺一徳のおじさん達三氏が大好きでして、色
んなドラマでよくお目にかかりますが、どのドラマの中でも生きてる感じがします。
尚かつ、小日向文世・勝村政信のお二人も元気いっぱい演技いっぱい。これに西田
尚美嬢が璃子ちゃんの母親役とくれば、この親子の葛藤が真に迫ってくる。
鹿児島出身の小西真奈美さんはエリートモデルから出発した人だけど(偶然、グラ
ンプリ受賞のドキュメンタリーを97年に見てました)、女優として成長著しい。
ニコニコ日記』で見知った、いっちゃん役の永井杏ちゃんも、すごく達者。
これだけの役者陣を鳩間島にロケに連れ出すなんざ、日テレもやるじゃん、という
感じですが、与那国島でロケした『Dr.コトー診療所』と比べると視聴率的に何が
足りなかったんでしょうか。主人公が小学六年生の子供だったのがネックだったの
かなぁ? 竹野内豊が主役という訳ではないのと、多才な役者達が演技し過ぎたん
でしょうか? もちろん、成海璃子ちゃん、体当たりで頑張ったんですが。
あの、青い空と海と島の緑が最高に目に染みました。

とは言いつつ、日テレの土曜日は10代の少年少女が活躍するものが多かったので、
瑠璃の島』は決して路線から外れていないと思います。
さて、いわゆる土9と呼ばれた日テレのこの枠は、『家なき子』『家なき子2』以
前と以降では路線が変わりました。所謂、少年物と言われた枠組。以前は『ポケベ
ルが鳴らなくて』・『結婚しないかも症候群』・『外科医有森冴子』とか大人のド
ラマが多かったです。ただし、近年ジャニーズ路線からの転換が見られ、お笑い系
あり、『すいか』のような心に残るドラマも生まれました。今後、どうなるんでし
ょうねぇ。

1994『家なき子』         →「空と君のあいだに」中島みゆき
    『遠山金志郎美容室』   →「真夏の恋」小田和正
    『俺はO型牡羊座』     →「LOVE SONG」玉置 浩二
1995『ステイション』          →「言えなかった言葉を君に」J-WALK
    『家なき子2』          →「旅人のうた」中島みゆき
    『金田一少年の事件簿』  →「ひとりじゃない」堂本剛
      『ザ・シェフ』            →「CHASE THE CHANCE」安室奈美恵
1996『銀狼怪奇ファイル』    →「ミッドナイト・シャッフル」近藤真彦
    『透明人間』          →「愛の言霊」サザン・オールスターズ
    『金田一少年の事件簿』 →「Kissからはじまるミステリー」Kinki Kids
    『聖龍伝説』          →「OUT OF FIELDS」POSTMEN
1997『サイコメトラーEIJI』     →「ふられて元気」TOKIO
    『FIVE』               →「エスケイプ」Moon Child
    『D×D』             →「ETERNAL FLAME」Tomoya with 3T
    『ぼくらの勇気 未満都市』→「愛されるより愛したい」Kinki Kids
1998『三姉妹探偵団』      →「TEENAGER」井上陽水
    『LOVE & PEACE』     →「LOVE & PEACE」TOKIO
    『ハルモニアこの愛の涯て』→「愛と沈黙」少年隊 
    『P.A』               →「Perfume of love」globe
1999『君といた未来のために』 →「やめないでPURE」Kinkikids
    『蘇える金狼』         →「SLEEP MY DEAR」今井 美樹
    『新・俺達の旅Ver.1999』 →「太陽のあたる場所」V6
    『サイコメトラーEIJI2』    →「愛の嵐」TOKIO
2000『バーチャルガール』    →「sure」Every Little Thing
    『伝説の教師』       →「青春」THE HIGH-LOWS
    『フードファイト』        →「らいおんハート」SMAP
    『新宿暴走救急隊』        →「Treasure」hiro
2001『向井荒太の動物日記 愛犬ロシナンテの災難
                                        →「ボクの背中には羽がある」KinkiKids
    『明日があるさ』       →「明日があるさ」Re:Japan
    『金田一少年の事件簿』    →「時代」嵐
    『歓迎!ダンジキ御一行様』→「 Buzzstyle」矢井田瞳
2002『ナースマン』         →「花唄」TOKIO
    『ゴールデンボウル』   →「YOU ARE MY DESTINY」ポール・アンカ
    『探偵家族』         →「Endless」小柳ゆき
    『リモート』            →「solitude~真実のサヨナラ~」KinKi Kids
2003『よい子の味方~新米保育士物語』→「とまどいながら」嵐
    『ぼくの魔法使い』     →「アイ・ラブ・ユー」BREATH
    『すいか』            →「桃ノ花ビラ」大塚 愛
    『あした天気になあれ』  →「Wanna be your girlfriend」樋井明日香
2004『彼女が死んじゃった』 →「トランジスタGガール」TOKIO
    『仔犬のワルツ』      →「だって生きてかなくちゃ」安倍なつみ
    『愛情イッポン』     →「YOUR SONG ~青春宣誓~」松浦亜弥
    『ナースマンがゆく』    →「自分のために」TOKIO
2005『ごくせん』           →「NO MORE CRY」D-51
    『瑠璃の島』         →「ここにしか咲かない花」コブクロ
      『女王の教室』       →「EXIT」EXILE

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