ドラマと音楽 その27 過去と未来と現在と(2006.2.10 めるドラ初出)

車で移動中はラジオを聞いています。
先日も、アメリカのヒップホップグループThe Jungle Brothers vs Skeewiffの昨年
末発売の「FUNKY MAGIC」という曲をクリス・ペプラー氏が紹介していてビックリ。
これって、ゴダイゴの「モンキーマジック」じゃん!
モンキーをファンキーに置き換えて歌ってます。
海外では堺正章さんの『西遊記』を今でもかなり放送してるのだとか。
で、カナダ人兄弟率いる4人組のロックバンドMONKEY MAJIK の「Around The World」
を聞いた時には、ゴダイゴがまた主題歌を歌ってるのか~と思ったほどにそっくりな
歌声で、これまたビックリ。
確かにCGは進化してるし、香取慎吾くんは頑張ってる(頑張り過ぎてる)、更に言
えば歯を食いしばり絶叫しなければ猿とは言えないのか?と思うほどの孫悟空ぶりに
圧倒されてしまう。これって意図的に頑張り過ぎてるらしいのだが。
脚本はとても分かり易いが説教くさいし。坊さんも出てるんだから仕方ないか。
視聴率はイイ! でも、でも、でも、今後の月9はどういう方向性?
まあ、何でもアリっちゃアリな訳ですが。

ところで、私が注目しているドラマは、残念ながら視聴率最底辺をウロウロしている
『神はサイコロを振らない』です。
ドラマのSF物は当たらないという話をよく聞きますが、まさに。
映画の『黄泉がえり』などと比較されたりもするけど、私が思いだしてしまうのはス
ティーブン・キングの『ランゴリアーズ』。
真夜中のジャンボジェット、11人を除いて他の乗客は消えてしまい、飛行機はまる
で異空間のような無人の空港に降り立つ。キングの常道である超能力者の女の子も、
その中に混じっている。さて、乗客達は無事に現在まで戻ってきて着陸出来るのか。
『ランゴリアーズ』は乗客達が中心で、『神はサイコロを振らない』のように待って
る側の人間が描かれてはおりません。映画にもなったけど未見なのでそっちは不明。
『神はサイコロを振らない』とはアインシュタインの言葉のようですが、バブルがは
じけた後の失った10年とダブって見える、ヤッチとアッチの10年は視聴者の心の
中の10年と重なるんでしょうね。
「この10年間、精一杯生きましたか?」とHP上で問われて自分を振り返ってみる。
主題歌は「onelove」 Ryohei feat.VERBAL(m-flo)

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ドラマと音楽 その26 所謂ひとつのカタルシスを得る (2005.12.16 めるドラ110初出)

たとえば、ドラマには2種類ある。
結末の解らないドラマと、結末の解っているドラマ。
大抵の連ドラや単発ドラマは結末が最初から解っていることは稀です。だが、実在
の人物をモデルにしたドラマの場合、結末を実際と全く変えてしまうことはないで
しょう。歴史上の人物であれば、なおさら。九郎判官義経ともなれば、もはや伝説
でもあり…。解りきっているのに何故見るのか、それは登場人物の感情の追体験を
するということに意味があるのでしょう。何物かを昇華・浄化させるということ。
義経』の音楽には、印象的なオーケストラのフレーズがあります。ジャン!と響
くその音は、場面転換・心の動き・クライマックス、様々に振り向かせる音でした。
それが、「安宅の関」の回の時は更に印象的で、鈴の音がオーケストラに取って代
わり、最後までリンと響いておりました。能楽かと思いきや、能の楽器には鈴は見
当たらず、どうやら神楽で使われる神楽鈴のようです。そういえば、藤原秀衡の倒
れる場面で演じられていたのは、神楽のようでした。
義経』の音楽担当は岩代太郎さんですが、ドラマ終了後の「大河紀行」では4人
のソリストが3ヶ月交代で演奏しており、そのひとりがピアノの松下奈緒さん(女
優「恋に落ちたら」等)でした。

歴史上の人物ではなくとも、実在した普通の人の人生の結末は、ドラマがそうそう
変えられもしません。『1リットルの涙』は木藤亜矢さんの実話を、池内亜矢名義
に変えて脚色してますが、さすがに涙なくしては見られないドラマになっています。
そして、その主題歌ソウル出身のの歌う「Only Human」は、ドラマの
内容にピタリと寄り添っています。“今は前へ進め”という言葉の力の大きさに、
いつもドラマの最後の余韻をせつなく思っています。
もちろん、レミオロメンの「粉雪」も素敵なんですが。

義経より遙かに現代で、普通の人より有名な女性達のドラマがありました。
瀬戸内寂聴 出家とは生きながら死ぬこと
越路吹雪 愛の生涯~この命燃えつきるまで私は歌う
杉村春子 悪女の一生~芝居と結婚した女優・杉村春子の生涯
普通の人では味わえない、濃密な人生を生きることは、感情とか精神の振り幅が大
きく揺れていて、それこそドラマチック。一歩踏み出す勇気と才能と。
この女達は言ってみれば、あざとい。それは野心的とも言えるもので、しかし、こ
の現代において野心的でない女性は魅力的とは言わないかも。身体の芯からの生命
力とでもいうべき野心は、男だけで満たされるものではない女の生き方を、魅せて
くれました。三作とも力作で素敵でしたが、私は瀬戸内寂聴さんを演じた宮沢りえ
さんの回が一番好きだったかも。阿部寛さんの今年の演技は広がりがありました。
主題歌はシリーズを通して、中島みゆきさんの「命のリレー」。2004年1月の
夜会で披露された楽曲だそうです。

天海祐希さん演ずる越路吹雪さんの歌を聴きながら、思い出したことがあります。
学生時代に友人と入った居酒屋のTVで、亡くなったばかりの越路さんの追悼番組
を流していました。たまたま、同じ大学の男子学生が二人ほど客で、他には客らし
い客もおらず、二人組は流れてくる歌を一緒に歌っていました。友人は二人と知り
合いで「ほら、仮面ライダーでデビューした村上君だよ」と、もう一人と村上君を
紹介してくれたのだけれど、私は自分の失恋で頭が一杯で、二人組は「サントワマ
ミー
」だったか、歌ってくれたようでした。みんな、酔っぱらってたけど。
村上君は、東北大医学部を目指して何浪もした挙げ句に東京で私立の法学部に入っ
たので、思うところあったのでしょう。その頃は、普通の大学生よりはちょっと年
上で格好いい程度の人でした。学部も違うし、それきり顔を合わせる機会はありま
せんでしたが。今では、その村上君も渋い二枚目の大きな役者になりました。
彼の名は村上弘明。
テレビ東京のお正月ドラマ『天下騒乱』では実伝である荒木又右衛門を演じます。
見事な敵討ちと死に際を見せて欲しいものです。

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春の雪

もう、かなり経ってしまったけど、映画『春の雪』を観てきました。

時間のやり繰りの中で、最初の20分位を見逃してるんで、観たことにならないかもしれないけど。

冒頭の20分って、結構力入ってるもんですよね。それを見逃してるんだから。

一応、待ち合わせた友人に後で話を確認したんですけども。

そもそも、三島由紀夫の原作は高校生か大学生の頃に読んでました。

『春の雪』は、『豊饒の海(四部作)』という三島文学の集大成ともいうべき作品で、そして最後の作品の中の一作目であり、輪廻転生の話で繋がれる長い話なのだけれど、まさか全部を映画化するわけにもいかないし、一番映像化しやすかったのではないでしょうか。

というか、四部作の中でも一番優雅で瀟洒な大正初期の貴族社会を描くのは、美術的にも楽しみな作品だったというか。

撮影にわざわざ李屏賓を呼び寄せているが、期待にたがわず上質の絵画のようなシーンに納得。

朱塗りの回廊、雪の侯爵邸、春の庭、棺から彷徨い出る蝶。

私的には大楠道代の綾倉家の側女と、岸田今日子の松枝家の祖母が出色。

主題歌である宇多田ヒカルの「Be My Last」は、単独で聞くと間延びして聞こえるんだけど、映画を組み合わさるとユッタリ感が合ってます。

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ドラマと音楽 その25 秋色レクイエム(2005.10.21 めるドラ110初出) 

「キラキラのパスタ」ってどんなスパゲッティなんだ?
などと、月9の始まる前からラジオでガンガンかかっている、平井堅の『POP 
STAR
』を初めて聞いた時思った。(空耳アワーに出せるかなぁ~)
歌の題名を聞き逃すと、こんな聞きまつがいをしてしまうんですね。
始まりましたね、月9、『危険なアネキ』。
『電車男』のエルメス+『タイガー&ドラゴン』のメグミが入ってないかい?
なんか、今までの月9とどう違うのか、これからの展開に期待してみましょ。

この秋、見逃してしまった映画があります。
映画のキャッチコピーは「深紅、それは19歳、罪の色」。
脚本家、野沢尚さんの遺作で、題名は『深紅』。
一家惨殺された生き残りの娘と、その加害者の娘の交錯する運命。
吉川英治文学新人賞に輝く、野沢さん自身の原作を元にしています。
野沢さんは、何故この脚本を書いて死に急いでしまったんだろう。
この映画の監督ではないのだが、盟友である鶴橋康夫監督は今年になってWOWO
Wドラマ初のオリジナルドラマ『ぶるうかなりあ』しか撮っていないのではないだ
ろうか。野沢さんへのレクイエムだった作品。
泣きたいほど野沢さんに戻ってきて欲しい、と新聞のインタビューに答えていたの
を読んだのだが、確かに残された者達はやるせない。視聴者も同じ。

野沢さんの作品は数多いですし、ギャラクシー賞・芸術作品賞など数多くの受賞作
品(『手枕さげて』『愛(めぐむ)の世界』『東京ららばい』『雀色時』など)を
持ち、向田邦子賞で脚本家として最盛期を迎えていました。
登場人物の履歴書作りにはこだわった方ですので、主題歌も気になる楽曲が多いで
す。とりあえず、ピックアップ。
親愛なる者へ』        →「浅い眠り中島みゆき
素晴らしきかな人生』     →「Make-up Shadow井上 陽水
この愛に生きて』       →「永遠のパズル橘 いずみ
恋人よ』              →「To Love You More
                         セリーヌ・ディオンwithクライズラー&カンパニー
おいしい関係』          →「未来へのプレゼント中山 美穂 with MAYO
青い鳥  L'oiseau Bleu』   →「Wanderin' Destinyglobe
結婚前夜』            →「THE STONE小谷美沙子
眠れる森 A Sleeping Forest』 →「カムフラージュ竹内まりや
氷の世界』            →「ダイヤモンド・ダスト氷室 京介
リミット もしも、わが子が… 』→「月と甘い涙Chara
喪服のランデヴー』      →音楽 東儀 秀樹
ネット・バイオレンス~名も知らぬ人々からの暴力~』→音楽 オノセイゲン
反乱のボヤージュ』      →「時をとめてMisia
水曜日の情事』        →「Candy Rain久保田利伸
眠れぬ夜を抱いて』      →「Forever to me~終わりなき悲しみ~the brillian green
緋色の記憶~美しき愛の秘密~』→音楽 岩代 太郎
川、いつか海へ 6つの愛の物語』第一話・第五話→音楽 岩代 太郎
砦なき者』            →音楽 宇崎 竜童、マリオネット 

こんな秋の日には、野沢さんのせつないドラマが見たくなります。
彼には脚本の中に独特のフレーズがあります。
回想シーンを“リメンバー”と書きます。

リメンバー  野沢尚(脚本家) 2004年6月28日没 享年44才 合掌

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久々に

ずっと、めるドラ110のコラムを転載してきましたが、そればっかりでもなんなので、今後は少し雑記など書いていこうかと。

先日、久々に映画を観て来ました。
『NANA』
ベストセラーの漫画原作の映画化ですが、女の子2人の青春・成長物語。
冒頭のライブから引き込まれました。
宮崎あおい演ずる小松奈々のような女の子って、結構いますよね。
世界が自分中心に回ってるタイプ。
でも、可愛いから許せるかもしれないと思うような人は、それほど多くはないけど。
中島美嘉は『傷だらけのラブソング』でデビューした時から、結構好きでした。
歌の巧さもありますが、独特の存在感が気になります。濱マイクのTV版にも出てましたし、映画でも活躍している様子。
他のキャストもキャラが立ってるので、それぞれの物語が知りたい感じ。
松田龍平・松山ケンイチ・丸山智己・伊藤由奈が気になります。
何となく終わり方が中途半端かなと思ったら、続編が作られるんですね。やっぱり。

NANA starring MIKA NAKASHIMA GLAMOROUS SKY
REIRA starring YUNA ITO   ENDLESS STORY
曲自体の存在感も言うまでもなく。
サウンドトラックも好調らしいですが、完全生産限定版と期間生産限定版だとか。
スゴイね。

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ドラマと音楽 その24 おとなのドラマって(頑張れ、よるドラ) (2005.9.16 めるドラ110初出)

とうとう最低視聴率維持のまま、『おとなの夏休み』が終わってしまいました。
同じ日テレの『女王の教室』はバツグンの視聴率なのにね。まあ、実際面白いし。
これって、謎が持続してるからなんだろうな。先が読めそうで読めないところ。
でも、『おとなの夏休み』と言うだけあって、週替わりの主題歌は懐かしかった
(公式HP http://www.ntv.co.jp/otonatsu/
 れんドラ110 http://www.rendora110.tv/program/nihon/otonatsu/index.html
 を見て確認してネ)
と思うのは、やっぱり自分がおとな?になったってことですかね~。
いくらヒット曲を使ったからといって、現在とリンクしてない歌は弱いのかも。

ところで、よるドラは最近F2狙いが顕著です。『ダイヤモンドの恋』などはズバリ
更年期障害を扱っています。主人公もトレンディドラマで名を馳せた、かの浅野温子
ではありませんか。独特のセリフ回しも全開。
私は病気でホルモン療法をしているので、人為的に更年期障害なのですが、ああいう
症状ではありません。個人差がありますよね。でも、主人公には何となく肩入れして
しまうなぁ。もっとも浅野さん、更年期の割には力入ってるんだけど。

このよるドラの枠は以前は【ドラマDモード】と呼ばれていて、どちらかと言えば若
者向きでした。結構、佳品が多かったように思います。
ドラマDモード           主題歌
FLY 航空学園グラフィティ』→「大きな翼」矢野真紀
喪服のランデヴー』      → 音楽 東儀秀樹
深く潜れ~八犬伝2001』    →「PUZZLE…by the irony  of fate…」tohko
もう一度キス』→「ラヴ・アフェアー~愛のテーマ~」スティーブ・バラカット
はっぴぃ・ウェディング』   →「CUBANISMO!」Force of Natures
(上記は2回で単発に近く、劇中は結婚式向きの曲が次々に流れる)
陰陽師』            →「記憶の空へ」canna
グッド★コンビネーション』  →「それとなく」サイクルズ
ルージュ』           →「Get your groove」福原裕美子
トトの世界』          →「アメージングレイス」SILVA
光の帝国』           → 音楽 山下康介
君を見上げて』        →「君に会いたい」松本英子

そして、初期のよるドラは、Dモードより女性層を意識してました。
主題歌の使い回しが、ドラマファンに物議を醸しだしました。
よるドラ              主題歌
真夜中は別の顔』       →「微笑みのひと」今井美樹
恋セヨ乙女』           →同
ロッカーのハナコさん』    →同
お見合い放浪記』        →同
精霊流し』             →同
かるたクイーン』        →同
赤ちゃんをさがせ』      →同
女将になります』      →「元気を出して」島谷ひとみ
女神の恋』            →同
ブルーもしくはブルー ~もう一人の私~』→同
ニコニコ日記』         →同
帰ってきたロッカーのハナコさん』→同
百年の恋』           →同
ちょっと待って、神様』    →同
ドリーム~90日で1億円~』 →同
もっと恋セヨ乙女』       →同
火消し屋小町』         →同
トキオ 父への伝言』     →「大好きだよ。」大塚愛
結婚のカタチ』         →同
アイ’ムホーム』         →同

2005年の1月からは“大人の女”を更に意識した内容になってきて、主題歌は
今までの使い回しを止めてしまいました。
ルームシェアの女』       →「小夜啼鳥」masumi
愛と友情のブギウギ』     →「アカペラ」ハウンドドッグ
※劇中歌 http://www.nhk.or.jp/drama/archives/boogie/html_boogie_music.html
笑う三人姉妹』          →「おまじない」mink
七色のおばんざい』       →「スッピンと涙。」後藤真希
ダイヤモンドの恋』       →「しあわせ」川江美奈子
理想の生活』          →10月10日スタート予定

さて、今後はどうなりますか。
民放とは違うドラマをNHKには期待してしまいますよね。

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ドラマと音楽 その23 純愛路線を辿る (2005.8.19 めるドラ110初出)

今期、視聴率第一位の『電車男』ですが、私は月9の『スローダンス』より上に来る
とは思っていませんでした。『女系家族』先に見てたし。
しかし、オープニングタイトルでキタ━━━━━(゜∀゜)━━━━━!!!!
ELO(エレクトリック・ライト・オーケストラ)の「トワイライト」をバックに展
開するアニメになぜか萌え。制作はGONZO
まさにヲタク系ドラマにピッタリ!

これでもか、とばかりに「キター!!」と叫ぶネットの住人達もドラマでは初めて見
たし。パソコンの前だけの演技って結構難しそうですが、数多くの電車男の応援者が
いたんですね。私は小説も映画も未見ですし、元ネタの2ちゃんねるの『電車男』も
知りませんでした。そこで少し調べてみると……。
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Aquarius/7075/trainman.html
ドラマ脚本は、結構忠実に上手く再現してくれてるんですね。主人公のハラハラドキ
ドキワクワクは、実は同じように恋愛に臆病なパソコンの前の人達を奮い立たせ、
ファンが広がっていったのがよく判ります。
エンディングのサンボマスター「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」も、すごく熱いし、
伊藤淳史くん扮する山田の前でホームを挟んで大勢が応援してるというのは、2ちゃ
んねるの住人達を見てるようで、最初から最後までひっくるめて、トータルで惹き付
けられるドラマです。
ちなみに音楽の Face 2 fAKE とはギリシャ育ちで10才の時に日本に移住してきた
ACHILLESと、シャンソン歌手を母に持つ OH!be という作曲・編曲・サウンドプロ
デューサーという2人のユニットです。 http://www.face2fake.jp/

純愛路線、という何か古めかしいような言葉が今期は特徴として感じられます。『い
ま、会いにゆきます』も丁寧なつくりの夫婦の純愛の話ですよね。
しかしながら、その丁寧さがまったりとした感じで、映画の尺で充分じゃないかと思
う人もいるのでは? 描かれている日常は優しい感情を呼び起こすけれども。起伏が
ゆったりとしているので『電車男』とは対極にあります。
どちらもベストセラーが原作で、男の方が女よりちょっと情けない感じでもある。
ORANGE RANGEの主題歌「キズナ」はドラマに合ってるんですが、「花」を越えられ
るか? そしてドラマでは、ミムラと三田佳子の親子が会ってしまうのかが気になり
ます。今後に期待。

純愛という言葉の似合う1970年代が、実は原作の設定だった『がんばっていきまっ
しょい』も、高校生達の甘酸っぱい青春時代を描き、これこそ純愛ドラマになりうる
のでは? だんだん恋愛話も入ってきて、これからが面白そう。
映画では伊予東高校ですが、ドラマでは松山第一高校という設定。
映画のHPもまだ健在です。 http://www.altamira.jp/ganba/index.html
シナリオやボートについての基礎知識など、参考になります。
もちろん、ドラマのHPでもボート競技の説明を【一高ボート部通信】のレポート7
で書かれています。 http://www.ktv.co.jp/shoi/report/07.html

私はヨットの経験はあるのですが、ボートは戸田で乗りそびれてます。水の上に浮か
ぶ船っていうのは独特の感覚ですよね。陸とは景色が違うんです。古くは瀬戸内の水
軍の歴史もあるし(『義経』の世界だな)、ボート競技は西日本の方が東日本より盛
んではないでしょうか? やっぱり季節物だし温かくないと。
あの波光きらめく瀬戸内の海の夕焼けの美しさは、このドラマならでは。
aiko の歌う「キラキラ」をバックに流れるエンディングは、夏の爽快感に溢れて
いて人を元気にさせます。ついつい言ってしまう「がんばっていきまっしょい!」

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ドラマと音楽 その22 二時間ドラマの転換期 (2005.7.22 めるドラ110初出)

いやぁ、驚きました!
何と、この秋で日テレの火曜サスペンス劇場が終わってしまうのだとか。
既に収録はされておらず、9月末で終了とのこと。

連ドラの視聴率が低空飛行であっても、二時間ドラマあるいは二時間サスペンスの
枠組みは、今まで確実に視聴率が取れる番組として安泰だったはずなのに、ここ数
年は20%を超えるドラマが少なくなりました。
特に他の二時間ドラマとは格が違うと言われた火サスが、10%前半と視聴率ダウ
ンしているようです。まあ、年間視聴率の三冠王から滑り落ちた日テレの苛烈な他
社との競争に、火サスも巻き込まれたというところでしょうか。

火サスと言えば、企画を通すことが並大抵ではない事で有名です。企画書のページ
数は脚本の半分位もあり、完成度の高さへのこだわりは他の追随を許さないという
雰囲気でした。同じく老舗の土曜ワイド劇場が、露天風呂等のお色気題材も有って
男性視聴者も視野に入れているのに対し、火サスは母物を意識してF2をターゲッ
トにしていたようですが、母物にこだわり過ぎのような気もしました。
最近の土曜ワイドは、TOKIOの松岡・長瀬を主人公に明智小五郎と金田一耕助
のドラマを作ってみたり、連ドラで話題を取った『黒革の手帳』の特別版を作った
りと工夫をこらしているのに対し、火サス枠はウーマンズビート(以前はカネボウ
ヒューマンスペシャル)位でしたかね? 裏の連ドラが健闘してたり、有名な占い
師の裏番組もあり。日テレの火曜日、どう変わるんでしょうか。

☆☆ 火曜サスペンス劇場主題歌 ☆☆
聖母(マドンナ)たちのララバイ」 岩崎宏美
家路」                   岩崎宏美  
」                     岩崎宏美  
25時の愛の歌」           岩崎宏美  
夜のてのひら」            岩崎宏美  
風のLONELY WAY」         杉山清貴  
化石の森」               柏原芳恵  
シングル・アゲイン」         竹内まりや  
告白」                   竹内まりや  
あなたの海になりたい」      真璃子  
愛という名の勇気」         岩崎宏美  
遥かな時を越えて」         中村彩花  
名前のない愛でもいい」      白井貴子  
Day by day」             沢田知可子                                                                「バラード」                石井明美  
横顔」                  酒井法子
体温」                  PARADISE LOST  
哀しい人」               中村雅俊  
幸せのかたち」           高橋真梨子  
深紅の花」              工藤静香  
Tears in Crystal」          ANRI 
出逢い」                安全地帯
ハナミズキ」             一青窈
小さな恋の夕間暮れ」      森山直太朗

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ドラマと音楽 その21 波の下の男たち (2005.7.22 めるドラ110初出)

十年位前のこと、スキューバダイビングのライセンスを取りに、伊豆の大島まで行
ったのですが、プールで挫折。海辺の露天風呂を満喫して帰ってきました。
素潜りやシュノーケリングの練習は何とか不器用ながらも出来たんですが、あのレ
ギュレーターを口にくわえるのがシンドかったのです。

海猿』ではレギュレーター外し有りバディと取りかえっこも有りで、思わず海の
中での息苦しさを感じてしまいました。急速な減圧(浮上)は耳や鼻から血が出た
りするんだもん、怖いです。それが透明度の低い東京湾なら、なおさら。
しかし、この迫真の映像・俳優達の力の入った(海の中は真剣でなければヤバイ)
演技はやはり特筆に値すると思います。カメラマンも力業だし、スウェットスーツ
って着るだけでも本当に消耗します。海上保安庁の仕事って潜水士だけではありま
せんが、これもお仕事ドラマのひとつかも。ドラマの後に新しい映画も公開されま
すし、それを意識したドラマですよね。

実は『海猿』の最初のドラマ化はNHKのBSハイビジョンで国文太一・永作博美
主演で2002年に制作され、翌03年にも『海猿2』が放送されています。
こちらの方は、主人公仙崎大輔の年上の恋人になる新聞記者の美晴が登場。
共同製作が大映テレビで演出が星田良子さんだったので、今回とは趣が違います。
NHKのはそれはそれで良かったと記憶してますが、CXのドラマは『救命病棟2
4時』の福田靖さんの脚本なので、緊迫感がすごく伝わります。
原作の漫画は私は未見なので、その差というのは判りませんが。

主題歌はB'zの「OCEAN」ですが、それよりも佐藤直紀さんの音楽が迫力ですね。
【佐藤さんの主な担当作品】
★映画
海猿』『ローレライ』『恋愛小説』『逆境ナイン』『ALWAYS 三丁目の夕日
★ドラマ
GOOD LUCK !!』『』『ウォーターボーイズ』『マンハッタン ラブストーリー
ファイヤーボーイズ~め組の大吾~』『オレンジデイズ』『H2 ~君といた日々』『海猿
その他多数のドラマやアニメやCM曲があるので、耳にされた方も多いはず。
所属事務所は株式会社フェイス音楽出版で、多くのアーティストがいます。

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ドラマと音楽 その20 土曜日の模索 (2005.7.1  めるドラ110初出)

ありゃりゃ~幼き瑠璃と幌は恋人同士だったのね。
2002年4月期の『ウェディングプランナー』というドラマの再放送が最近あり
まして、成海璃子ちゃんと神木隆之介くんが手をつないで駆けだしてゆくじゃあり
ませんか! うーん、主役になる子はやっぱりオーラが違うんでしょうなぁ。

瑠璃の島』って『ごくせん』の次だった訳ですが、視聴率的には寂しかったもの
の、キャストは本当に渋い演技派の重鎮が多く、若い主役の璃子ちゃんを盛り立て
て、ついついホロリとさせられる感動のドラマを魅せてもらいました。
結構、お母さん方でハマってる人多かったみたいですよ。
緒形拳さんと竹野内豊さんは『人間の証明』でも共演してますので演技に違和感が
無く、更に倍賞美津子さんとの夫婦像は堅固な感じで、この夫婦になら子供を預け
ても絶対安心だと思わせます。
また、私的には平泉成・塩見三省・岸辺一徳のおじさん達三氏が大好きでして、色
んなドラマでよくお目にかかりますが、どのドラマの中でも生きてる感じがします。
尚かつ、小日向文世・勝村政信のお二人も元気いっぱい演技いっぱい。これに西田
尚美嬢が璃子ちゃんの母親役とくれば、この親子の葛藤が真に迫ってくる。
鹿児島出身の小西真奈美さんはエリートモデルから出発した人だけど(偶然、グラ
ンプリ受賞のドキュメンタリーを97年に見てました)、女優として成長著しい。
ニコニコ日記』で見知った、いっちゃん役の永井杏ちゃんも、すごく達者。
これだけの役者陣を鳩間島にロケに連れ出すなんざ、日テレもやるじゃん、という
感じですが、与那国島でロケした『Dr.コトー診療所』と比べると視聴率的に何が
足りなかったんでしょうか。主人公が小学六年生の子供だったのがネックだったの
かなぁ? 竹野内豊が主役という訳ではないのと、多才な役者達が演技し過ぎたん
でしょうか? もちろん、成海璃子ちゃん、体当たりで頑張ったんですが。
あの、青い空と海と島の緑が最高に目に染みました。

とは言いつつ、日テレの土曜日は10代の少年少女が活躍するものが多かったので、
瑠璃の島』は決して路線から外れていないと思います。
さて、いわゆる土9と呼ばれた日テレのこの枠は、『家なき子』『家なき子2』以
前と以降では路線が変わりました。所謂、少年物と言われた枠組。以前は『ポケベ
ルが鳴らなくて』・『結婚しないかも症候群』・『外科医有森冴子』とか大人のド
ラマが多かったです。ただし、近年ジャニーズ路線からの転換が見られ、お笑い系
あり、『すいか』のような心に残るドラマも生まれました。今後、どうなるんでし
ょうねぇ。

1994『家なき子』         →「空と君のあいだに」中島みゆき
    『遠山金志郎美容室』   →「真夏の恋」小田和正
    『俺はO型牡羊座』     →「LOVE SONG」玉置 浩二
1995『ステイション』          →「言えなかった言葉を君に」J-WALK
    『家なき子2』          →「旅人のうた」中島みゆき
    『金田一少年の事件簿』  →「ひとりじゃない」堂本剛
      『ザ・シェフ』            →「CHASE THE CHANCE」安室奈美恵
1996『銀狼怪奇ファイル』    →「ミッドナイト・シャッフル」近藤真彦
    『透明人間』          →「愛の言霊」サザン・オールスターズ
    『金田一少年の事件簿』 →「Kissからはじまるミステリー」Kinki Kids
    『聖龍伝説』          →「OUT OF FIELDS」POSTMEN
1997『サイコメトラーEIJI』     →「ふられて元気」TOKIO
    『FIVE』               →「エスケイプ」Moon Child
    『D×D』             →「ETERNAL FLAME」Tomoya with 3T
    『ぼくらの勇気 未満都市』→「愛されるより愛したい」Kinki Kids
1998『三姉妹探偵団』      →「TEENAGER」井上陽水
    『LOVE & PEACE』     →「LOVE & PEACE」TOKIO
    『ハルモニアこの愛の涯て』→「愛と沈黙」少年隊 
    『P.A』               →「Perfume of love」globe
1999『君といた未来のために』 →「やめないでPURE」Kinkikids
    『蘇える金狼』         →「SLEEP MY DEAR」今井 美樹
    『新・俺達の旅Ver.1999』 →「太陽のあたる場所」V6
    『サイコメトラーEIJI2』    →「愛の嵐」TOKIO
2000『バーチャルガール』    →「sure」Every Little Thing
    『伝説の教師』       →「青春」THE HIGH-LOWS
    『フードファイト』        →「らいおんハート」SMAP
    『新宿暴走救急隊』        →「Treasure」hiro
2001『向井荒太の動物日記 愛犬ロシナンテの災難
                                        →「ボクの背中には羽がある」KinkiKids
    『明日があるさ』       →「明日があるさ」Re:Japan
    『金田一少年の事件簿』    →「時代」嵐
    『歓迎!ダンジキ御一行様』→「 Buzzstyle」矢井田瞳
2002『ナースマン』         →「花唄」TOKIO
    『ゴールデンボウル』   →「YOU ARE MY DESTINY」ポール・アンカ
    『探偵家族』         →「Endless」小柳ゆき
    『リモート』            →「solitude~真実のサヨナラ~」KinKi Kids
2003『よい子の味方~新米保育士物語』→「とまどいながら」嵐
    『ぼくの魔法使い』     →「アイ・ラブ・ユー」BREATH
    『すいか』            →「桃ノ花ビラ」大塚 愛
    『あした天気になあれ』  →「Wanna be your girlfriend」樋井明日香
2004『彼女が死んじゃった』 →「トランジスタGガール」TOKIO
    『仔犬のワルツ』      →「だって生きてかなくちゃ」安倍なつみ
    『愛情イッポン』     →「YOUR SONG ~青春宣誓~」松浦亜弥
    『ナースマンがゆく』    →「自分のために」TOKIO
2005『ごくせん』           →「NO MORE CRY」D-51
    『瑠璃の島』         →「ここにしか咲かない花」コブクロ
      『女王の教室』       →「EXIT」EXILE

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ドラマと音楽 その19 三十路女の生きる道 (2005.6.3 めるドラ110初出)

今クールは、三十路の独身女が大活躍です。
男に甘えて可愛い子ぶりっ子するには薹(トウ)がたち、かといって結婚を諦めるに
は早過ぎ、当然のことながら子供を産むんだったら今のウチと考える時期の真っ直中。
そして、仕事の面白さも充分に理解しているので、ツカエナイと陰口を叩かれる出来
ない男よりはドラマの三十路女達は遙かに頼りになる存在でもあります。
離婚弁護士のサブタイトルではないけれど、ハンサム・ウーマンな訳ですよ。

anego ~アネゴ~
主人公は33才の誕生日を迎えました。さすがに、林真理子女史の原作を中園ミホさ
んが脚本にしているだけあって、しっかり描き込まれていますね。会社が正社員の女
性を減らして契約社員や派遣に切り替えているのは、多くの企業に見られる傾向です。
まあ、女ばかりでなく、男にも増えてるんですが。さり気なくファッションで、その
社員の違いを見せているのもニクイ演出です。でも、総合職の女性が女を捨ててるか
と言うと、そうでもない気がするんだけどなあ。
オープニングテーマ曲はQUEENの「WE WILL ROCK YOU」ということで、会社・世間
・男・自分自身に対しての戦闘準備は万端です。ちなみにミュージカルの
『WE WILL ROCK YOU』も上演中ということなので、多少リンクしてるのかしら?
◇主題歌:「KISS or KISS北出菜奈
原作は読んでいないのですが、恋愛ホラーって? これからどうなるの?

曲がり角の彼女
アネゴと比べられる事の多い主人公の千春ですが、やっぱり33才一人暮らしで、こ
ちらは長く続いた不倫を清算する方向が見えます。
しかし、副社長と恋愛に発展しそうなのが、そんなに都合良く玉の輿なのかい?と思
う今日この頃。ライバルの二十代のなつみと、脇ではあるが四十代のエッセイスト一
条杏子と、世代の違う視点も入っているのは良いとして、アネゴの心の声が視聴者に
は見えるのに対し、千春は“幸せになるためのルール”をノートに書くってのも何と
なく似ているような。偶然の一致でしょうが。
◇主題歌:「Dear my friendsshela
◇挿入歌:「明日、笑えるようにSunSet Swish

離婚弁護士Ⅱ~ハンサムウーマン~
間宮貴子35才独身。言わずと知れたバリバリの企業法務・渉外&離婚調停を扱うエ
リート弁護士の第二弾ですが、面白さはⅠよりグレードアップした感じ。
戸田恵子さんの口チャック、松重豊さんの眉間の皺、ナイス!!
上記2作品よりも学歴も年収も遙かに上の女性ですが、恋のゴングが鳴ってしまうと
ころ(「君の瞳に恋してるBOYS TOWN GANG )が何とも可愛いじゃありませんか。
(→日本のダンスミュージックの定番)
◇主題歌:「EVERY星村麻衣
◇挿入歌:「夢がかなうまで(原題 How Far You’ve Come)」ケリ・ノーブル
離婚弁護士の一作目がノラ・ジョーンズで、彼女と音楽スタッフが一緒のケリ・ノー
ブルだからこそ、一作目二作目の繋がりが感じられます。
そして、ドラマ作品中の音楽にJake Shimabukuroというのが、何とも心地よい。
彼のウクレレは、色々な可能性がまだまだ有るんだと感じられる音楽です。

さて、『汚れた舌』の千夏も36才なので、F2に差し掛かったこの世代がドラマ視
聴者のメインという事になるのでしょうか。
F1指向からF2指向へと移行しているように感じるドラマも、そろそろ夏ドラの噂
によれば映画作品のドラマ化が多そうな雰囲気。
さて、終盤に向けての春ドラ、どうなりますことやら。

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ドラマと音楽 その18  背水の陣? (2005.5.6 めるドラ110初出)

新年度のスタートという事で、各TV局とも力入ってますね。
その中でもTBSはドラマの視聴率が下がり気味という事で、『渡る世間は鬼ばかり』
も『3年B組金八先生』も無い新クールには、同局での実績のある脚本家を揃えてき
ました。テレ朝にも抜かれたというTBSのドラマが背水の陣をしいたって事でしょ
うか?

あいくるしい野島伸司
言わずと知れた野島節。テーマは家族の絆。とくれば『ひとつ屋根の下』に匹敵する
家庭劇・家族愛の話でしょうが、野島伸司さんがそれだけで終わる?筈はない!と、
密かに変に期待してます。
主題歌である「ベンのテーマ」は、ネズミのボスであるベンと病弱な少年の交流を描
いた心温まる映画の主題歌として有名でした。当時、兄弟グループであるジャクソン・ファイヴとして 4枚連続の全米No.1ヒットを放った後に、マイケル・ジャクソンがソロとして1972年に全米No.1を放ったのがこの曲です。たぶん、野島さんも少年期に聞いてた曲のはず。 変声期前のマイケルの声が可愛い感じですが、「サンタが町にやってくる」が、映画『交渉人 真下正義』エンディング・テーマとなるようです。

http://www.universalmusicworld.jp/michael/uicz1154/index.html

サンタ繋がりだと「ママがサンタにキスをした」の方がジャクソン・ファイヴとして
は有名だと思うんですが…ああ、ユースケサンタマリアが町にやってくる…か?

タイガー&ドラゴン』宮藤官九郎
シビレました。お正月のスペシャルの時にノックアウトされてから、ずっとです。
落語世界と現実世界を絶妙に行き来する登場人物達にもですが、クレイジーケンバンド の歌う、その曲名も「タイガー&ドラゴン」。俺の俺の俺の話を聞け~!と言われ
ると画面に釘付け。それほど高視聴率とは言えませんが、TBSのドラマの中では一
番高視聴率のような…それが良いことなんだか…まあ良い事なんですが。         クドカン・クレイジーケン・ドラゴン…うーんラップかよ!失礼しました。

夢であいましょう』成瀬活雄
成瀬さんが、こんなにたくさんの作品を書いていた方とは知りませんでした。
映画では『不機嫌な果実』『瀬戸内ムーンライトセレナーデ』『梟の城』『写楽』、
ドラマでは『新しい風』『御宿かわせみ 第2章』や二時間ドラマなど。どうやら雨
月物語を描いた作品群も有名らしい。映画は未見のものばかりですが、見てみたかっ
た作品ばかりです。でも、この連ドラは『アタックNo.1』の裏なんで残念ながら
私は見てません。主題歌は松任谷由実の「ついてゆくわ」でテーマは少女性。

汚れた舌』内館牧子
初回からドロドロ炸裂。おお、これこそ内館さん!なんだけど、セリフの量がやたら
多い気がする…のは久々に見たせいか? 母親が娘に人を殺せって言うのか?!と突っ
込みどころ満載のドラマに仕上がってます。
しかし、横綱審議会委員になったり、東北大学大学院の宗教学科に通ったりと、多方
面での活躍が目立つ内館さんですが、勉強中に考えたというこのタイトルすごいっす。
考えてみれば今までのドラマもすごかったんですが…。
作品数が多いので、主な作品と主題歌を。

想い出にかわるまで   →「IF WE HOLD ON TOGETHERダイアナ・ロス
『クリスマス・イヴ』       →「サイレント・イヴ辛島美登里
『千代の富士物語』     →「燃える涙」松山 千春
『あしたがあるから』    →「PIECE OF MY WISH」今井 美樹
『…ひとりでいいの』     →「URBAN DANCE」氷室京介
『ひらり』              →「晴れたらいいね」ドリームズ・カム・トゥルー
『都合のいい女』       →「戻れない道」平松 愛理
『出逢った頃の君でいて』 →「純愛ラプソディ」竹内まりや
『寝たふりしてる男たち』  →「腕に虹だけ」小林  旭
『毛利元就』         →テーマ音楽演奏・NHK交響楽団
『愛しすぎなくてよかった』 →「愛し過ぎなくてよかった」高橋ジョージ
『必要のない人』       →「君たちを忘れない」小田 和正
『週末婚』            →「笑顔が見える場所~I WANNA GO~」AN-J
『私の青空』          →本間勇輔作曲・チェコ・フィルハーモニー室内管弦
                              楽団演奏
『昔の男』            →「Endless sorrow」浜崎あゆみ
『年下の男』          →「華」SINBA
『転がしお銀~父娘あだ討ち江戸日記~』 →「忍冬(すいかずら)」坂本冬美
『汚れた舌』          →「肌のすきま」dorlis

ちなみに内館さんは演歌好きで、「忍冬」は作詞も手がけています。
さて、今後のTBSドラマの展開・結末はどうなるのでしょうか? 楽しみです。

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ドラマと音楽 その17 火曜日の挑戦 (2005.3.25 めるドラ110初出)

1月期のドラマが、それぞれ最終回を迎えつつあります。
賛否両論、ワイワイ言いながら見られるのがドラマの楽しみ。ドラマ離れと言われつ
つも、今期はまずまずの視聴率では?と私見。
そして、今何かとと話題のフジテレビ。『ごくせん』の独走には負けたけど、それで
もフジテレビのドラマって見てしまうなぁ。一昔前はドラマのTBSと言われてたよ
うですが、少なくなったとはいえフジテレビのドラマ枠は他局より多いです。
もしも、Livedoorと提携する事になったら、ドラマも変わってくるんでしょうねぇ。

そのフジテレビのドラマ。『ER』と比較されてしまいがちな『救命病棟24時』で
したが、第1シリーズの時にはそれがすごく気になりました。『ER』大好きでした
から。しかし、第2・第3となるにつれてあまり比較しなくなりました。だって日本
の医療の現状はアメリカとは違う訳だし、医師も患者も日本人なんですから。
今回のシリーズの大地震とその後の混乱期の設定というのは、ドラマとして大きな挑
戦だったろうな、と感じます。現実の震災後の阪神・新潟の医療現場がどうだったの
か、日本の中にも知らない人達はたくさん存在しているし、直近で九州北部の地震も
発生してます。人ごとには出来ないなと思いつつドラマを観てました。
第3シリーズの中で、殆ど変わらないのは進藤先生だけど(ちょっと、今回は進藤先
生がスーパースター過ぎるけど)、一番変わったのは寺泉議員なんでしょうね。そし
て、ボランティアを束ねる河野和也も変化が大きかった。
今までに大震災後にどう復興していくかという設定のドラマは日本には無かった訳で
すから、何かに挑戦してるな、と感じられるドラマは私は好きです。

さて、主題歌ですが三作ともドリカムで、歌詞も連動してますね。何度でも何度でも
人間は立ち上がっていくんじゃないのかな。いや、そうありたい。
『救命病棟24時』第1シリーズ   → 「朝がまた来る」 DREAMS COME TRUE
『救命病棟24時』第2シリーズ   → 「いつのまに」  DREAMS COME TRUE
『救命病棟24時』第3シリーズ   → 「何度でも」   DREAMS COME TRUE

地味だけど『みんな昔は子供だった』は、やっぱりひとつの挑戦と受け取りたい。
現実の子供達には不安材料が多すぎて、ある教育学の教授が子供の抱える3つの不安「将来不安・能力不安・存在不安」と語っていたけれど、このドラマではそれらを少
しずつ描きながらも、美しい大自然の中で育まれる教師と児童達との交流というか勉
強が理想的に思えました。子供の人数も減ってるし、都心でも小学校が統廃合されて
いく中で、学校の存続の危機に立ち向かうっていうのも挑戦だろう、と。

ところで、この学校の建物ってよくドラマで見かけるんですよね。三上博史主演の
『それが答えだ!』(天才指揮者が不本意ながら田舎の中学校のオーケストラ指導す
るはめにという話)に使われたいたように思っていたんですが、ちょっと違っていま
した。『それが答えだ!』は旧増富中学校で、『みんな昔は子供だった』では旧江草
小学校という所だそうです。どうやら八ヶ岳周辺は数多くのドラマロケのスポットら
しく、こんな所に情報が。

http://www.pension-raccoon.com/

山梨ってイイ所なんだけど、結構な数の学校が廃校になってるんですね~もったいない。

このドラマでは子供達が重要な役回りですが、モモちゃん役の伊藤沙莉ちゃんにはぞっ
こんです。『14ヶ月~妻が子供に還っていく』のナツキ役で見せた大人っぷりには
負けましたが、実年齢に近い?役のモモちゃんのせつない初恋物語には、清々しさが
ありました。アイ子先生こと国仲涼子と龍平役の深澤嵐くんの二人には、何だかオー
ラが感じられて、癒し系の笑顔はやはりドラマの要だったと思います。毎回、MIS
IAの主題歌の『星空の片隅で』が流れるエンディングの場面での、子供達とアイ子
先生の表情が素晴らしく、懐かしさのある牧歌的な映像が綺麗で、それだけでもこの
ドラマの価値があったんじゃないのかな。
重松圭一プロデューサー(関西テレビ)の作品(『僕の生きる道』『僕と彼女と彼女
の生きる道』等)は、言葉遣いの丁寧さに象徴されるような地味だけど丹誠な役者の
演技が魅力です。

二作品とも今後も残っていって欲しい類のドラマだという気がします。さて、フジテ
レビ、どうなりますか……。

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ドラマと音楽 その16 生き残りましょう (2005.2.25 めるドラ110初出)

最近、ラジオのFM局でサラ・ヴォーンの「ラヴァーズ・コンチェルト」を、よく耳
にします。『不機嫌なジーン』の挿入歌ですが、女性ジャズボーカリスト御三家の一
人である‘ザ・シンガー’サラおばさんの1965年のヒット曲。バッハのメヌエッ
トを原曲としており、何だかドラマの雰囲気によく合ってる感じ。
しかし、このドラマ、以前テレ朝で放送された『恋は戦い!』の動物恋愛行動学の話
を何となく思い出します。ストーリーは全然違うんだけれども…。

さて、ケミストリーの明るい楽曲と、杉田かおるの存在に救われている感じの『87
%』ですが、いつの間にか『5年生存率』という言葉が抜けてしまったんですね。ま
るでドキュメンタリーかと見紛う程に現実に即しており、ドラマとして難しい題材に、
よくぞ取り組んだと思います。手術も終わったし、これからは夏川結衣演ずる患者と
本木雅弘演ずる医師の主役カップルの行方が気になるところです。ところで夏川結衣
といえば、私は『青い鳥』で初めて認識したのですが、水着のキャンペーンガールか
ら地道着実に女優としてステップアップしてきたんですね。ドラマデビューは『愛と
いう名のもとに』のようですが、次作がデビューとされてたりもします。

夏川結衣の主な出演作品と主題歌
『木曜日の食卓』   →「家に帰ろう(マイ・スイート・ホーム)」竹内まりや
『谷口六三商店』   →「ポケットが虹でいっぱい」Y・M・O 
『嘘でもいいから』    →「NEVER」伊勢 正三 
『ゆっくりおダイエット 』→「裸足の果実」大城 光恵
『家族A 』        →「青い夜」栗原 良次
『青い鳥』        →「Wanderin' Destiny」globe
『結婚前夜』      →「THE STONE」小谷美沙子
『恋愛詐欺師』     →音楽 本間勇輔
『ネット・バイオレンス~名も知らぬ人々からの暴力~ 』→音楽 オノセイゲン
『ある日、嵐のように』 →「サルヴァ・メ(SALVA ME)」リベラ
『あなたの隣に誰かいる』→「アラクレ」B'z
『菊亭八百善の人びと』→ 歌 ヤドランカ
『人間の証明』      →「A Place In The Sun」Kyogo Kawaguchi
『87% 』         →「キミがいる」CHEMISTRY

上記以外にも、『怪談 KWAIDANII「ろくろ首」「長良屋お園の怪」』・『人間ドキ
ュメント 夏目雅子物語 』の夏目雅子、『戦国武士の有給休暇 』・『加賀百万石』
・『寿司、食いねェ!』・『高村薫サスペンス』・『夏の約束』など、様々な作品
に出演。柔らかさ・強さ・ミステリアス、それから『義経』のような時代劇にも結
構出演していて、色々な引き出しのある女優さんに思えます。

ところで、私自身も乳癌を経験しているので、『87%』には人一倍の興味を持って
観ております。通院している大学病院の患者さん達も同じようで、再診してくれる医
師が「(ドラマについて)聞かれるけど見てないんですよね~」と。
そりゃ、お医者さんは見てるヒマが無いでしょう。私を手術したドクターチームは6
人いましたが、執刀してくれた女医さんは有名だったので、日本中から患者さんが集
まっており、夜11時過ぎまで退院前の面談を患者家族としていたり、研修医達は朝
の6時には病室の患者達を見回っていたり。ドラマのBBSでは、大きな総合病院で
手術しないのはおかしいと書かれている事も多いですが、大きな病院のスタッフは後
でバラケてしまう(他の病院に移ったり、執刀医と再診医が異なったり)事が多いの
で、ドラマの濃密な関係を作るのは難しいかと思います。
ドラマでは黒木医師の妻の死の理由がまだハッキリと証されてませんが、麻酔医が関
係していそうですよね。私の周りにも、同級生で麻酔から目覚めず亡くなった方がい
たり、元の上司が乳癌の温存で亡くなっていたり。私自身は左乳房を温存せず全摘し
てしまったので、抗ガン剤も放射線も該当せず、ホルモン療法のみ。リンパ節を切除
したので、腕はむくみ易いですが訓練とマッサージで目立ちません。
入院中に隣のベッドにいたKさんは、両胸全摘した健康保険さえ無い外国人のシング
ルマザーで、私は彼女の笑顔に随分助けられました。5年間の通院が必要不可欠とは
いえ、乳癌は癌のなかでは内臓よりは治り易い病気だそうです。様々な病気と闘って
いる方がおりますので、病気との向き合い方をドラマから一考出来れば良いのではな
いでしょうか。

『87%』の脚本協力者の中に知人の名を見つけたので、メールしたところ既に最終
回の初稿を迎えており、現在はアンカーである秦建日子さんが最終回を書いてる様子。
作品の今後は全く判りませんが、是非とも明るく終わって欲しいと個人的に願ってお
ります。

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NHK夜ドラ アイ’ムホーム(遙かなる家路) (2005.1.28 めるドラ110初出)

主人公が家路久(いえじひさし)と言う。何とも人をくった名前に相違ない。
しかし、これが心に染みるドラマであった。主役の時任三郎にも、その二つの家族に
もついつい目を離せなくなってしまった。物語はサスペンスタッチで始まる。

【あらすじ】
家路久(時任三郎)は5年前に単身赴任先の青森で火事に遭い、頭に怪我をして以降
の記憶が定かではない。自宅に戻ってみると、離婚した前妻の清原カオル(紺野美沙
子)の新しい家庭だったりして、カオルとの間の娘のスバル(星井七瀬)から注意さ
れ、現在の家庭に戻る事も度々。更に、かつての愛人で同じみやこ銀行総務部の同僚
である岡田杏子(佐藤仁美)のアパートにも、よく「帰って」しまうのだ。以前の家
路はやり手の銀行マンで出世街道をひた走っていたが、記憶喪失後の家路は閑職の立
場。今の妻ヨシコ(戸田菜穂)と幼い息子のヨシオの顔にはいつも仮面が付いている
ように見えて、家族という実感が持てない。
家路は無くした記憶を辿るが、旧友の山野辺(陣内孝則)からヨシコを奪って結婚し
ていたり、バリバリの銀行マンの頃は女遊びも派手でお金も借りっぱなしだったり、
更には事故のあった青森で親切にしてくれた老人は家路の為に事業に失敗していたり、
と散々な悪評判の男だった事が判る。だが、娘のスバルにとっては現父の健児(石田
靖)よりも、家路は自分を理解してくれる存在。折しも健児が浮気しているのを家路
が目撃。スバルも気付いており、それがカオルの家庭をギクシャクさせている。しか
し、カオルが胃ガンで倒れたのを期に健児とスバルは本音で語り合う。カオルは家路
を許したが、今の家族を大切にと家路に伝え本当の別れを迎える。
家路がカオル達の事に奔走し、ヨシコの父の会社への転職を拒否した事でヨシコとの
距離は広がるばかり。家路の帰るべき場所はヨシコとヨシオの所だったが、自宅から
ヨシコ達は出ていってしまった。二人の事は今でも仮面を付けているように見えたが、
それでも大切な家族だったのだと記憶を辿る家路。ヨシコは家路の元に戻ったが離婚
届は渡されたままだ。繰り返す日常生活に平安を見いだす家路に、自宅の火事が…。
家族を助ける為に飛び込んでいく家路。家路一家は間一髪助かった。
そして、家路はヨシコとヨシオと共に生きていく道を選び、新しい赴任先であるネパー
ルへと一家で旅立つ。

【スリーポイントチェック】
(1)時任三郎
しばらく彼を見ない時期が有った。『ふぞろいの林檎たち』シリーズが有名だが、
『Dr.コトー診療所』でのワイルドな漁師役に、戻ってきた時任三郎を意識した人
は多かったのではないか? そして趣を変えたこのサラリーマン役に、以前の彼の姿
がダブってくる。リゲインのイメージも強烈だったから。何だか、更にイイ男になっ
たなぁというのが感想です。彼は1981年に連ドラデビュー(舞台はその前に
デビュー)しているが、1997年『ふぞろいの林檎たち4』の後、2001年
『42歳の修学旅行』と間が開き、2003年の『Dr.コトー診療所』へと再び間
が開いている。私が好きだった連ドラは1987年の永島敏行と競演した『あきれた
刑事』だが、こういう軽さもある。そして、時任三郎の軽い役柄のドラマも見てみた
い。
(2)星井七瀬
娘のスバル役である。これが何とも時任三郎と似合っていた。3代目のなっちゃん
(サントリーのジュースのなっちゃん。1代目は田中麗奈)で、どうやらアイドル歌
手として音楽番組にも出演しているらしい。文化放送の「恋愛シュミレーション」と
いう深夜の30分番組では高校生の本音を語っている。スバルは原作では中学生だっ
たが、ドラマでは高校生になっている。
(3)石坂啓&浅野妙子
原作は漫画でビッグコミックオリジナルに掲載された。作者は石坂啓。そして、脚本
は浅野妙子。『ちょっと待って、神様』に続き、NHKでは漫画原作物を書いている。
最近では『大奥』が有名だが、家族を描いた作品もなかなか味わい深いものがある。
過去の作品はフジテレビの『神様、もう少しだけ』『ミセスシンデレラ』『ラブジェ
ネレーション』等。

この作品はNHK大阪で制作されており、撮影場所は主に大阪・神戸。

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夜ドラ(NHK) 時代劇が熱いぜ! (2004.12.17 めるドラ110初出)

新撰組!』が、とうとう終わりました。
最初は史実無視かも…どうなることか、と始まった『新撰組!』ですが、三谷幸喜さ
んの脚本にはズンズン引き込まれてしまい、芹沢暗殺で目を見張り、山南切腹でしば
し泣き、河合の死の後に響く飛脚の鈴の音に唸り、鳥羽伏見の戦いで源さんが死ぬと
判ってはいても「死なないでくれ」と祈り、糸井重里さんも『ほぼ日』で書いていま
したが、新撰組はどうすれば良かったんだろう、と考えてしまいました。たかだか
5~6年のことなのです、新撰組の存在していた期間というのは。鳥羽伏見の戦いの
半年後には江戸が東京となり、世の中は明治になっておりました。これだけの短い時
代に完結してしまう大河ドラマって、今まであったんでしょうか?
おまけに、テレ朝の『SmaSTATION』に新撰組の隊士達が出演しちゃうし!
それも最終回を前にして、最終回を見ようと語りかけるなんてアリ? 他局なのに!
更に、DVDが全編出るらしい。これも異例だが快挙。何と、あのジョン・健・ヌッ
ツォの歌う主題歌のカラオケまでUGAには有るそうで、ビックリ!
そして、やっぱり、最後の最期で近藤勇の諦念ともいうべき笑顔に殺ラレタ…。
『新撰組!』は近藤勇の死で終わったんですね。

で、皆さん、『SMAP×SMAP』で作・三谷幸喜と表示された、コント『局長』
をご覧になりましたか? うーん、爆笑なんですが…あまりにも成長した香取君のN
HKの近藤勇の残像が強すぎて、笑いも引きつりがちになってしまいました。『その
時歴史が動いた』では土方の最期までやってるし。

ここのところ、時代劇が面白い。私見ですが。
テレ朝でやっていた『忠臣蔵』は見る機会が無いままでしたが、NHKの『最後の忠
臣蔵』はついつい見てしまい、胸に迫ってくるものがありました。原作は『四十七人
の刺客』を書いた池宮彰一郎氏。忠臣蔵の完結編ともいうべき作品です。
第一話にして、あれよあれよという間に吉良邸討ち入りが終わり、討ち入りの生き証
人として生き残らざるを得なかった47番目の赤穂浪士、寺坂吉右衛門(上川隆也)
の後日談が始まったのでした。そして、寺坂の友人であり許嫁の兄であり大石の密命
を受けた瀬尾孫左衛門(香川照之)の十数年に及ぶ、忍従の生活の痕跡。孫左衛門の
育てた、大石と可留の忘れ形見の可音の嫁入り道中の場面は、一幅の絵であり、吉右
衛門と孫左衛門の思いが報われた瞬間でもある。そして、使命感の終結。
現代なら絶対にありえないし出来そうもない。しかし、様々に何重にも及ぶカセこそ
時代劇。だからこそ、思いを貫く姿は清々しくもあり、哀切ともいえる。
金曜時代劇の前作『慶次郎縁側日記』も切なさを含んでいましたが、時代劇は人生の
彩りが現代劇よりもクッキリとしているのかもしれません。

ところで、『新撰組!』って、舞台俳優さんが大挙して出演してました。三谷さんの
舞台をはじめ、なかなかチケットを取れない舞台も多いのでしょうね。出来れば、全
員の舞台姿を拝見したいもんですが、それは大変な事でしょうね。
私が観たことあるのは、夢の遊民社から初期の野田マップでの野田秀樹さん。白井晃
さんは、遊◎機械全自動シアター作品で。小日向文世さんはオンシアター自由劇場の
作品で。伊原剛志さんは『真夜中のパーティ』『香港ラプソディ』など。
そして、平助役の中村勘太郎さんの『盛綱陣屋』での初お目見え(4才)と、捨助役
の中村獅童さんがやはり子役で出演した『菅原伝授手習鑑(寺子屋)』くらいです。
勘太郎さんは実は2才の時に舞台上で父方の祖父勘三郎に手を引かれ、母方の祖父芝
翫に烏帽子を渡しているんですが、芝居らしい所作をしたのは4才の時です。
うーん、恐るべし歳月!

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夜ドラ(NHK) 『結婚のカタチ』~悪女についての考察~ (2004.11.19 めるドラ110初出)

藤原紀香という女優をどういう役柄で使っていくか、それを考えるのは意外と難しい。
そんな事を某プロデューサーが語っていたのを聞いたことがある。
例えば、ある役柄を演ずる女優の候補を選ぶ場合、藤原紀香を挙げるような時は米倉
涼子などが同様に推敲の対象となりそうだと思う。二人は『愛と青春の宝塚』で競演
しているが、米倉は『武蔵 MUSASHI』のお通役や可愛い魔女役を経て『黒革
の手帳』では堂々たる悪女を演じ、急速に役者として広がっている。ところが、藤原
紀香はここ最近ドラマではお目にかかっていなかった。そして、悪女があまり似合い
そうもない(違和感があるとでも言うか)。

悪女も演じられるというのは大女優に至る条件なんじゃないだろうか? 
鈴木京香・黒木瞳・松坂慶子・桃井かおり・松雪泰子などは悪女も違和感無く出来る。
浅野ゆう子・浅野温子あたりも出来る。私は鈴木保奈美が素敵な悪女役に育っていき
そうな予感があったのだけれど、引退してしまい残念。大竹しのぶは悪女どころか別
格という感じ(何でも来いという感じ)。悪女って、悪人とはまた違う。カッコいい
女でないといけない。ある意味、外側はどんなに色っぽくても中身は男みたい、とか。
たぶん、悪女っていうのは情に流されないタイプの女の事かも。ハードボイルドが出
来るって事でしょうか。

藤原紀香は情にほだされてしまいそうな感じがする。ドロドロの愛情を描いた『昔の
男』はそれなりに良かったけれど(内舘さんの脚本も良かったけど)、藤原紀香は顔
がやつれて見えると彼女の良さが見えなくなる。やはり、スタァっぽいのか。
そして今回の『結婚のカタチ』なのだが……。

『結婚のカタチ』*************
あらすじ
事実婚の夫婦、相馬有里(藤原紀香)と中原大介(葛山信吾)は、結婚3年目の微妙
な時期にマンションの水漏れが原因で工事期間中は別居する事になる。広告デザイ
ナーで自分の会社を経営する大介に、有里の夫とは知らず有里の妹の佐奈(推名法子)
の親友の高見沢恭子(紺野まひる)が急接近する。有里は大介に近づく女の影が恭子
だとは知らず、請われるまま恭子に恋愛や結婚についてアドバイスする。恭子の方は
途中から大介の妻が有里だと知るが、二人が事実婚であることに目を付け、ことごと
く有里と大介を遠ざける細工をほどこす。それは、恭子の母(夏木マリ)の経営する
美容産業界大手の「サロン・ド・高見沢」の仕事を介した大がかりなものだった。恭
子は母と確執があり、自分を一人前として扱って貰う賭でもあった。有里が通訳とし
て働く会社と大介の会社を巻き込み、恭子が大介の子を妊娠した事で破綻寸前にまで
追い込む結果となる。結局、恭子は妊娠していなかったのだが、母から後継者として
の力不足を痛罵されてダメージを受け、ショックから昏睡状態に陥る。驚いた恭子の
母は有里と大介を許さず、このまま離婚かと思われた。だが、有里の縁の切れていた
父の沢井(竜雷太)が以前に恭子の母を助けたことと、有里や有里の母和子(市毛良
枝)の温かな思いやりが、恭子の深い反省の念を生み恭子母子の関係の修復へと向か
う。一旦は別れようとした有里と大介だったが、再び新しく夫婦として始まる。

スリーポイントチェック
(1)有里の親友の大庭薫(鈴木砂羽)と、その夫で大介の親友の大庭正和(田中哲
司)の夫婦がイイ味出しているのだが、しかし、夫婦同士が親友同士っていうのも何
だかご都合主義でないかい? まあ、現実にもいるとは思うが、有里と薫は仕事場ま
で一緒とは。佐奈の親友が恭子というのも、親友関係多すぎ!
(2)このドラマには多くの夫婦も登場する。有里と大介、大庭夫妻、佐奈と夫の俊
一(井上チャル)、有里と佐奈の別れた両親である沢井と和子。それぞれ違うタイプ
の夫婦のカタチをじっくり見せてもくれる。結婚も離婚も、たかが紙一枚、されど紙
一枚。夫婦は家族の始まりであった。
(3)恭子役の紺野まひるは朝ドラ『てるてる家族』では爽やかな長女役だったが、
将来の悪女役女優(大女優)として期待したい。
**********************

さて、『結婚のカタチ』における藤原紀香だが、悪くはない。それなりに役柄に合っ
ている。葛山信吾とも夫婦役が合ってる気がする。
しかし、この役を稲森いずみが演じても違和感ないような気がするのは、私だけ?

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ドラマと音楽 その15 才色兼備な脚本家 (2004/10/23 めるドラ110初出)

日本列島は、台風に次ぐ台風で洗濯物の乾く間もない感じですが、せめて、画面の中
だけでも爽快感を味わいたい今日この頃。
今期の連ドラの中で目立つ主題歌といえば、やはり織田裕二主演『ラストクリスマス』。
80年代のWHAM!の大ヒット曲のカバーを、織田自身が2曲歌っています。
これ、オープニング曲が「ラストクリスマス」で、本当の主題歌はエンディングの
「ウェイク・ミー・アップ・ゴー!ゴー!」なんですね。
2曲とも織田裕二with ブッチ・ウォーカー(アヴリル・ラヴィーンを手がける
プロデューサー)という布陣。この冬のスキー場には、この曲がガンガン流れそう。

ところで、同じフジテレビですが地味に小さな爽快感を味わえるのが『めだか』。
定時制高校というのは、三谷幸喜作『HR』を思い出しますが、私としては普通の連
ドラでも見てみたかった題材なので、ちょっと注目してます。定時制の高校というの
は、昔のイメージとは違ってきているようです。通信制の高校なんぞは三部制になっ
てるところもあるとか。全日制とは異なる様々な生徒が、どんなドラマを見せてくれ
るか。おっと、主役はミムラ演ずる教師の目黒たか子でした。他の先生方も個性的。
原田泰造も気になりますが、山本太郎が『新撰組』とは違う面を見せてくれそうで期
待。浅野ゆう子って、こういうクールな役柄にハマってます。
まあ、毎回出てくるランチや喫茶店メニューの美味しそうなのには、チト参ります。

そして、『めだか』の脚本を書いているのは相沢友子さん。
相沢さんは歌手でデビュー。6枚のシングルと4枚のアルバムを発表。
小説「COVER」が第十五回太宰治賞に入選した後に、『世にも奇妙な物語2000
春の特別編「記憶リセット」』で脚本家でデビュー。
面白い事を追求した結果が様々に結実しているという、何とも羨ましい方です。

主な脚本参加作品と音楽は
『やまとなでしこ』         →「Everything」Misia
『17年目のパパへ』       →「ワイルド・チャイルド」エンヤ
『ココだけの話「不機嫌なめざめ」』→音楽 蓜島邦明
『私を旅館に連れてって』     →「What would I do」福原裕美子
『温かなお皿』          →「Two Hearts」今井 美樹
『恋ノチカラ』           →「キラキラ」小田 和正
『いつもふたりで』        →「Always」光永 亮太
『エ・アロール』          →「LAT,43°N」a.mia
『めだか』             →「正夢」スピッツ

この他に『天国のダイスケへ ~箱根駅伝が結んだ絆~』や『世にも奇妙な物語映画の
特別編「結婚シミュレーター」』などがあります。
ちなみに『温かなお皿』の脚本はカリュアードという名前でクレジットされています
が、源孝志監督との共作になります。源監督とは結構一緒に仕事をしているようで
『17年目のパパへ』でも一緒でした。
相沢さんは、ラジオのパーソナリティやナレーションの仕事も多いのでHPでチェッ
クしてみてください。
⇒ http://www.aizawatomoko.com/
そう言えば、女優として三谷幸喜作『総理と呼ばないで』にも秘書役で参加していま
した。目立つ役ではなかったので、ちょこっとですが。


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ドラマと音楽 その14 空の青・大地の赤 (2004.9.17  めるドラ110初出)

ソラノウタ】とは! 何とも堤幸彦監督流の“空趣味”が詰まった綺麗な最終回が
見られました。そうです、『世界の中心で、愛をさけぶ』最終回です。
初回にも登場するオーストラリアのエアーズロックの赤い大地といい、静岡県のロケ
地の田圃の緑といい、漁港の堤防といい、切ない雨・甘やかな雨・無情の雨、そして
様々に変化する空の色といい、何だか昭和の日本のような景色の映像を心に刻めるド
ラマでした。(演出は石井康晴氏・平川雄一朗氏の三人体制)
スタッフは編集しながら泣いたというが、実際のところ素直に泣けました。
堤監督の空趣味は、オフィス・クレッシェンドのここで探索してください。
⇒ http://www.crescendo.co.jp/
確か、『TRICK3』あたりでHPが随分様変わりしたのですが、空趣味だけは
ずっと続いているようです。

堤監督は80年代からTVの演出をしていたのですが、注目され始めたのは『金田一
少年の事件簿』から?(色々ご意見はありましょうが)のようです。では、堤幸彦氏
が演出に加わった主な作品とその主題歌です。

『ポケベルが鳴らなくて』   →「ポケベルが鳴らなくて」国武 万里
『そのうち結婚する君へ』   →「思い出さない夜はないだろう」池田  聡
『金田一少年の事件簿』   →「ひとりじゃない」堂本  剛
『ハンサムマン』      →THEME OF COMING GENTURY」COMING CENTURY(V6)
『金田一少年の事件簿(2) 』 →「Kissからはじまるミステリー」Kinki Kids
『サイコメトラーEIJI』      →「フラれて元気」TOKIO
『ぼくらの勇気 未満都市』  →「愛されるより愛したい」KinKi Kids
『ハルモニア この愛の涯て』→「愛と沈黙」少年隊 
『ケイゾク』 →「クロニック・ラブ」中谷 美紀
『プリズンホテル』       →「ステラ」松本 明子
『新・俺たちの旅』       →「太陽のあたる場所」V6
『池袋ウエストゲートパーク』 →「忘却の空」Sads
『トリック』            →「月光」鬼束ちひろ
『ハンドク!!! 』          →「DR」TOKIO
『トリック(2)』           →「流星群」鬼束ちひろ
『愛なんていらねえよ、夏』  →「LIFE」池田 綾子
『Stand Up!!』          →「言葉より大切なもの」嵐
『トリック(3)』          →「私とワルツを」鬼束ちひろ
『世界の中心で、愛をさけぶ』→「かたちあるもの」柴咲コウ

この他にも『ブラックジャック』や深夜ドラマ・WOWOW、そして映画等で幅広く
活躍中の堤監督ですが、名古屋TVでも何本か撮っていて、この10月にはやはりN
BNで『名古屋嬢っ』が登場。関東でも見たいのですが…。


ところで、ドラマではなくアニメなんですが、日テレの火曜日深夜に『MONSTER』が
放送されているのをご存じでしたか? 三谷幸喜氏も浦沢直樹原作のマンガにハマっ
たという作品をアニメ化したものです。全部は見てないのですが、原作にかなり忠実
に作られているようです。
これをハリウッドで実写で作ってくれたら嬉しいですが、映画の時間内には収まりき
らない長さ。アニメが終了したらDVD化されるのでしょうが、海外での反応を見て
みたい作品です。
そのエンディングテーマ曲が「for the love of life」。
元ジャパンのデヴィット・シルヴィアンによるもので、作品にマッチしてるというか、
まあ、オープニングも含め聞いて判断してください。映像も少し見られます。
⇒ http://www.vap.co.jp/monster/music/

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NHK 夜ドラ 『火消し屋小町』 (2004.8.20  めるドラ110初出)

***あらすじ***
南夏子(池脇千鶴)は23才。漫画家の彼氏である乾伸郎(鳥羽潤)がいながら、飲
み会気分で合コンを繰り返す一人暮らしのお気楽OLだったが、会社が倒産して一文
無しとなり、口うるさい父親南冬吉(大杉漣)の住む家に戻った。母はエリート商社
マンで家庭を顧みなかった父を捨てて家を出てしまっており、冬吉は一人娘の夏子に
執着して子離れ出来ていない。その上、リストラされて今の会社では窓際族。夏子は
親子で角つきあわせる息苦しさから、消防士の試験を受けて合格。娘の努力嫌いの性
格を知り抜いた冬吉は、消防士になる事を止めようと必死だが夏子はサッサと消防学
校の合宿訓練に参加してしまう。

【第一週 人生はちょろい?】
鬼教官大和(西郷輝彦)のもとで同僚の相原こずえ(ベッキー)・山田花子(櫻井淳
子)・岡 正子(杉田かおる)と共に訓練に励むが、チャランポランの夏子のせいで、
はしご訓練中こずえを危ない目に遭わせたり、同じ班員の足を引っ張る事ばかり。し
かし、スジの通らない事は嫌いで大胆な夏子は、ボヤ騒ぎで素早く率先して火を消し
たり、失敗したロープの結び方を密かに練習して収得したり、ぎくしゃくした班の仲
間達とも協力しあえる関係を徐々に築き、消防学校の卒業にたどり着く。

【第二週 同じ釜のメシ】
沼川出張所に着任した夏子は、初仕事で老人の蘇生を指示されるがマウスツーマウス
に躊躇。三国(大森南朋)に厳しく注意され、やることなすこと中途半端で消火活動
の前線には出してもらえない。同期のこずえが筒先を持たせてもらってバリバリに活
躍しているのを目にすると落ち込みもひとしお。ところが、ある日ラブホテルの火事
に出動。張り切って逃げ遅れたカップルの男の方を助け出してみれば、何と夏子の彼
氏の伸郎だった!

【第三週 恋のボヤ騒ぎ】
伸郎の浮気に怒り心頭の夏子は、こずえの部屋に転がり込む。仕事も前線に出ていき
たいと中山隊長(細川茂樹)に直談判するが、与えられたのは住民参加の消火訓練の
仕事だった。そんな夏子も生真面目で男性に対して純情なこずえの為に合コンをセッ
ティング。こずえは三国に一直線。だが、合コンに遅れて参加した夏子の友人に三国
を持って行かれてしまう。以前、火事の時に助けてくれたのが三国だったのだ。三国
もまんざらではなく、恋のドキドキ感は大盛り上がりで夏子に指南を仰ぐ始末。とこ
ろが、一週間で三国の恋は振られて終わった。いよいよ夏子も出動するが…

【第四週 火事、オヤジ】
大火災の中、中山隊長と進む夏子は命綱であるロープが絡まっているのをちょん切っ
てしまったり、独居老婦人の風呂釜の空焚きに火災保険の相談にまで乗ってやったり、
夏子の活動は徐々に認められ、テレビで「火消し屋小町」として取り上げられる。父
の冬吉もびっくりだが、相変わらず夏子が消防士であることに大反対。しかし、夏子
に憧れて服部(石丸謙二郎)の娘の百合が消防士になりたいと志願してきた。服部は
娘の事が心配で大反対。冬吉と全く同じなのだが、夏子は服部から親の気持ちを聞か
される。そして、夏子も寂しさから不審火を繰り返す独居老婦人に、本当に話したい
人(息子と嫁)と話せと諭す。

【第五週 あたしは消防士】
夏子の実家がストーカーに放火され全焼する。幸いにも冬吉は外出していて無事だっ
たが、消火活動から出てきた夏子に抱きついた冬吉は娘の無事な姿に号泣。家を無く
した夏子と冬吉は伸郎のアパートの部屋に居候する。サングラスの男が夏子を訪問す
るが、それは夏子の元彼リョウ(金子昇)だった。夏子との復活愛を願うリョウの妻
がリストカット。夏子は逃げてばかりじゃダメと拒む。リョウはストーカーではなく、
不安な夏子に伸郎がプロポーズ。夏子に何かあった時に一番先に知りたいのだと告げ
る。答えを保留した夏子だったが、ストーカーに呼び出され、再び放火された実家の
焼け跡に戻り崩れた柱の下敷きになる。負傷した夏子に誰も気付かなかったが、鳴り
出した携帯の着信音に助けられる。伸郎からだった。犯人も捕まり、病院での伸郎と
の抱擁。婚姻届に二人の署名が…


***スリーポイントチェック***
何とも盛り沢山のエピソード満載の『火消し屋小町』でしたが、反響続々のせいか早
々にDVD化されるそうで、見逃した方には朗報。とてもワンポイントじゃ伝えきれ
ないので、スリーポイントチェックです(^o^)(^o^)(^o^)

(^o^) 池脇千鶴
やっぱり、主役のこの人の力はスゴイです。
テレビ東京 ASAYAN「第2回CM美少女オーディション」で“8代目リハウス
ガール”に選ばれデビュー。映画『大阪物語』で初主役。新人賞を総なめにしました。
  ・日本アカデミー賞(1999年)第23回 新人賞
  ・報知映画賞(1999年)新人賞 
  ・毎日映画コンクール(1999年)第54回 新人賞
  ・ヨコハマ映画祭(1999年)第21回 新人賞
  ・高崎映画祭(1999年)第14回 新人賞
この役は、沢田研二と田中裕子の売れない漫才夫婦の長女の役で、ナレーションも含
め大阪弁の池脇千鶴の達者な演技が見られます。このテイストが『火消し屋小町』に
受け継がれているように思います。『太陽の季節』などの、ちょっとおとなしめのお
嬢さんのイメージからはほど遠い感じ。つまり、幅が広いのでしょう。『大奥』での
落ち着いた気丈な側女といい、今後が楽しみな役者さんです。ちなみに、この『大阪
物語』の脚本を書いた犬童一心さんの監督で映画『金髪の草原』・『ジョゼと虎と魚
たち』に主演しているのも、相性が良いんでしょうね。『火消し屋小町』では言葉遣
いが悪いので、賛否両論だったかもしれませんが、生きたセリフとでも言うのか、脚
本家に言わされているのではなく、登場人物同士の会話の妙に圧倒されました。これ
は脚本の功績も大きいと言えるんですが。

(^o^) 達者な脇役
父親役の大杉漣さんも達者な役者さんですが、細川茂樹・大森南朋・鳥羽潤・金子昇
というイイ男揃いで、特に大森さんの人気が高かったようです。夏子に「童貞」と決
めつけられ、ムキになってる姿に爆笑・苦笑・微笑された方は多かったんじゃないで
しょうか。
大森南朋の父は、あの怪優にして舞踏家麿赤児で、その影響もあったのか、息子であ
る大森さんも様々な役に挑戦しています。三池崇史監督の『殺し屋1』(01)、平
山秀幸監督作『OUT』(02)などを経て『ヴァイブレータ』(03)、『サル』
(03)、『のんきな姉さん』(03)、『アイデン&ティティ』(03)、『赤目
四十八瀧心中未遂』(03)と立て続けに出演する実力派俳優。特に『ヴァイブレー
タ』と『赤目…』は寺島しのぶが主演女優賞を取りまくった作品なので有名です。T
Vドラマでは『僕と彼女と彼女の生きる道』で小雪演ずるゆらの友人役を演じていま
した。脇役といえば、所長役に間寛平、飲み屋のオカマのママ役に山寺宏一と、濃い
役者さん達が登場。山寺さんはNHKではオカマ役が多いですね。しかも、地区の消
防団の団長も兼ねているという変わり種。団長の時はすんごい男らしい声。さすがに
声優さんです。

(^o^) 着メロ
最後に、夏子の着メロがいつも気になるんですが、あれってNHKの『今日の料理』
のテーマ曲ですよね? さすがNHK、自局の作品を使うとは。『火消し屋小町』掲
示板に、富田勲の作曲だと書き込まれていました。

長々と書いてしまいましたが、最後が急ぎすぎの感じなのでパート2を見たくなるド
ラマでした。

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ドラマと音楽 その13 原作ありき (2004.7.23 めるドラ110初出)

スティービー・ワンダー? いやいやKyogo Kawaguchiって「桜」を
ヒットさせた河口恭吾ではありませんか!
■河口恭吾⇒ http://www.wmg.jp/kawaguchi/
『人間の証明』のタイトルロールを見ていて、なるほどねぇと思いながら、柔らかな
声質の主題歌「A Place In The Sun」に聞き惚れてしまいました。
太陽の当たる場所に出たかったであろう、ジョニー・ヘイワードに思いをめぐらせて
しまいます。原曲はもちろんスティービー・ワンダー。1966年の全米ヒット曲。
スティービーは1950年生まれですから、16才の頃の作品で希望に満ちています。
彼も黒人ですが、光と影ですよね、全く。ちなみに、『人間の証明』の小説の初出は
角川書店の月刊“野生時代”で、これもエポックメーキングな雑誌でした。文芸誌と
言うよりはエンターテイメントを強烈に感じさせた雑誌、とでも言いましょうか。
それを作った角川春樹氏が社長に就任したのが1975年。続々と角川映画が作られ、
77年に『人間の証明』が映画化。まさに70年代の証明のような作品という感じで
す。

昨今、小説や漫画の原作物のドラマ化が大流行ですが、脚本家さん達にとってはオリ
ジナルでは勝負が難しい、決して良い状態ではないと思います。亡くなられた野沢尚
さんは、原作有りでなければ企画が通らないなら自分で原作を書いてしまえ、とばか
りに小説とそのドラマ化を書きまくってましたが、何かが力つきてしまったのでしょ
うか。恐らく変化の途上にあった、彼の新しいドラマが見られないと思うと残念です。
ご冥福をお祈りします。

とはいえ、原作物は当然のことながら作品にハズレが無い物がほとんど。となると、
面白くなかったら脚本が悪いのかもという事で、脚色の力量を試される事になります。
原作があるからといって、脚本が楽に出来るということにはなりません。むしろ逆か
も。
WOWOWでゴールデンウィークに放送された、宮部みゆき原作『理由』なんて絶対
に映像化は無理と言われた作品です。
実際、サスペンスの二時間ドラマ枠での企画は随分たくさん有ったようですが、原作
の膨大な登場人物を整理し、主役を立てて主役の視点で描いていく事に宮部さんは首
を縦に振らなかった。直木賞作品であるこの作品の本意(いつもの情感溢れる作風で
はなく、極力それを避けた筆致で作者として斬新な手法だった)を外れたような企画
には乗れなかったということでしょう。大林宣彦監督のルポルタージュ風に証言を組
み立てていく、あの原作に忠実な視点が無ければ、映像化作品として陽の目を見るこ
とは無かったでしょう。そして、大林作品は見事に原作を料理し、役者さん達でさえ
ノーメイクで演じきり、リアリティーのある重厚な仕上がりとなりました。ドラマと
いうよりは映画。でも、それで正解だったのでは、と思いました。
ちなみに、宮部さんは二時間サスペンスドラマ自体は結構お好きなようです。

『理由』はそんな理由でドラマらしいドラマではありませんでしたが、この25日に
WOWOWで放送予定の、石田衣良原作『4TEEN』はどうやら素晴らしいドラマ
に仕上がっているようです。これも直木賞受賞作品。偶然にもちょうど、小説を読ん
でいて読後感の爽やかさにノックダウンされました。
出演者の菅原文太に「これは小説よりも良いだろう」と言われた事を、原作者本人が
嬉しそうに新聞に書いているのを読むと、弥が上にも期待は高まります。そして、
ファーストシーンで流れる音楽は、はっぴいえんどの「風をあつめて」。14才の少
年達の疾走感を地上波で見られないのは残念ですが、ビデオ化される事を期待しつつ。
結構、BSやWOWOWのドラマって怪作・秀作が多かったりするんですよね。
『理由』の時はWOWOWの15日間の無料体験で見たんですが、今回はやっぱり加
入するしかないと腹をくくりました。って、そんな大袈裟な事じゃない訳ですが……。

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ドラマと音楽 その12 岡田ドラマにハマる (2004.6.18  めるドラ110初出)

先日、中野方面から渋谷駅までバスに乗りました。えーっ?え~っ! あれは【
オタカラ】のビルかしら? とNHK放送センター周辺を走るバスの中から、思
わず目が釘付けになったビルがありました。いや、確認しなくては、とNHKの
HPを開いてみれば、どーよ! 何と、おつまみメーカー【株式会社オタカラ】
の社歌やプロモーションビデオまで有る始末。
 ※社歌
 ⇒ http://www.nhk.or.jp/23renzoku/html_mk_omake_mm02.html
 ※プロモーションビデオ
 ⇒ http://www.nhk.or.jp/23renzoku/html_mk_omake_mm01.html
何かって? NHKの夜ドラ『もっと恋セヨ乙女』です。あ、ビルは違ってたみ
たいだと気づきました。
ちなみに、『ニコニコ日記』に出てきたガイセイバーがこのドラマで復活。すん
ごい遊び心だ!と思ったら、『ニコニコ日記』の再放送を目論んでのことだった
んですね。深いなぁ、ガイセイバー。
「西新宿でぇ~~~」という、高知東生演ずる水川清四郎の歌声をご存じじゃあ
りませんか?
 ※水川清四郎の歌声
 ⇒ http://www.nhk.or.jp/23renzoku/html_mk_omake_song.html
なかなかムード歌謡の歌手役、堂に入ってました。耳に残るんです、この曲。
おまけに夜ドラなのに、独自のテーマソングがちゃんと有るんですね。スタッフ
のこの情熱には参りました。紅白、狙ってますか?
岡田恵和さんの癒し系の脚本にも参りました。もっとホワホワユルユルの『ちゅ
らさん パート3』がこの秋に控えてますが、ホントに家族・友人が賑やかな設
定が多いですね。恋セヨ乙女三人組と同じように、マジでビールが飲みたくなり
ます。
  
「マジ」という言葉遣いに、独特のおかしみと深い味わいを出したのは田村高廣
さん。同じ岡田脚本なのに、こちらはもっとシリアスな『ホームドラマ』。他人
同士が共同生活するという岡田ドラマは、もしかしたら『ビーチボーイズ』から
始まったのかもしれません。同じアパートの住人達の『ちゅらさん』から、だん
だん人数が多くなって疑似大家族ともいうべき『ホームドラマ』は岡田さんの集
大成とも言えるのではないでしょうか。そしてオープニングテーマ曲が、ギルバ
ート・オサリバンの「アローン・アゲイン」という70年代のヒット曲というの
も岡田さんらしい。(90年代以前にはラジオのDJ経験もあるとか)
まさか、将吾達がまたひとりぼっちに戻ってしまう事はないでしょうねぇ? 
どうなんでしょうか…。
  
主な岡田恵和脚本作品の主題歌です。
『南くんの恋人 』         →「友達でいいから」高橋由美子
『17才』              →「survival dance~no no cry more~」trf
『若者のすべて 』         →「Tomorrow never knows」Mr. Children
『最高の恋人』          →「すき…でもすき」高橋由美子
『輝く季節の中で 』        →「君がいたから」FIELD OF VIEW
『まだ恋は始まらない 』    →「BEAUTIFUL GIRLS」小泉今日子
『イグアナの娘』         →「YOUR SONG(僕の歌は君の歌)」エルトン・ジョン
『ドク 』              →「PRIDE」今井 美樹
『ビーチボーイズ 』        →「Forever」反町 隆史 with Richie Sambora
『君の手がささやいている』  →「心の愛(I just called to say I love you)」
                             スティービー・ワンダー
『おそるべしっっ!!!音無可憐さん 』→「ハピネス」deeps
『ランデヴー』           →「here we are」華原 朋美
『可愛いだけじゃダメかしら? 』→「Brand-New Heaven」deeps
『彼女たちの時代』        →「Happy Tomorrow」NiNa
『天気予報の恋人』        →「SEASONS」浜崎あゆみ
『ちゅらさん』            →「Best Friend」Kiroro
『アンティーク~西洋骨董洋菓子店~』→「youthful days」Mr.Children
『日韓共同制作ドラマ フレンズ』→エンディング「ONE」イ・ソジョン
『夢のカリフォルニア』      →「街」堂本 剛
            (イメージ・テーマ・ママス&パパス「夢のカリフォルニア」)
『負け組キックオフ!!』       →「THE GREAT ESCAPE」(作曲・Elmer Bernstein)
『アルジャーノンに花束を 』  →「ソング・オブ・パーナデット」 ジェニファー・ウォーンズ                
『僕だけのマドンナ 』      →「涙の海で抱かれたい~SEA OF LOVE~」
                                   サザンオールスターズ
『恋文 私たちが愛した男 』  →「柊」Do As Infinity
『ホームドラマ! 』        →「ORIGINAL COLOR」堂本 剛
   (オープニング・テーマ「アローン・アゲイン」ギルバート・オサリバン)
  
その他にも共作で『白鳥麗子でございます』等があったり、NHKの単発で『3
5歳・夢の途中』『鯨を見た日』という秀作があったり、最近の多作ぶりが目立
ちます。日テレ以外は割と万遍なく仕事していて、特にTBSの作品は視聴率に
左右されない独自路線を歩んでいる感じ。岡田さんの特徴は、北川さんや野島さ
んと違って原作物(漫画を含む)を結構こなしている事でしょうか。それでいて
オリジナルでも『ちゅらさん』のような記憶に残る作品があるということは、柔
軟性に富んでいるということなのでしょう。
  
ところで、『南君の恋人』が7月から中園ミホさんの脚本で再度登場しますね。
それも同じテレ朝ということで、さて、どんな作品に仕上がるか期待してます。

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ドラマと音楽 その11 ピアノが熱い (2004.5.21 めるドラ110初出)

オリコンの先週のアルバムチャートで韓国ドラマ『冬のソナタ』のサントラ盤が
6位まで上がりました。「冬の恋歌 オリジナルサウンドトラック完全盤 国内
盤」というアルバムです。うーん、不思議ではないですよねぇ。NHKでは特番
が多かったですし、あのピアノのメロディをこれでもか、とばかりに響かせてま
したから。
ピアノの音色というのは人を惹き付けてやまないところが有ります。前期の『砂
の器』の千住明氏の楽曲に続いて、TBSの日曜日は今期『オレンジデイズ』も
クラシックのピアノの名曲を劇中で役者さんが弾いています。ピアノを弾く姿が
絵になるからなんでしょうか。日テレの『仔犬のワルツ』に至っては何人もがピ
アノの腕前を競ってます。こうなってくると、ロマンチックというよりはその音
色に笑いがこみ上げてきたりして。安倍なつみ演ずる葉音と柴咲コウ演ずる沙絵
とでは、どちらがピアノ上手いのかなぁ?なんて考えてしまったり。今期は難病
ドラマが話題になっていますが、ピアノドラマも有る訳で…。
  
ところで、『オレンジデイズ』では久々にMr.CHILDRENの主題歌が聞けます。桜
井さんの病気からの復活が嬉しい限り。ということでミスチル。
Mr.CHILDREN ドラマ主題歌
『同窓会』          →  「クロスロード」
『若者のすべて』      →  「Tomorrow never knows」
『ピュア』           →  「名もなき詩」
『恋のバカンス』      →  「Everything(It's you)」
『きらきらひかる』      →  「ニシエヒガシエ」
『殴る女』          →  「終わりなき旅」
『バスストップ』       → 「NOT FOUND」
『Antique~西洋骨董洋菓子店~』→ 「youthful days」
『幸福の王子』       →  「Drawing」
『オレンジデイズ』     →  「Sign」

このうちの『Antique~西洋骨董洋菓子店~』では、BGMとしてミスチルのか
なりの数の楽曲がずっと流れていました。
『同窓会』というドラマは実に根強いファンがいる作品で、その熱意に押されて
DVD化されたようです。出演は高嶋政宏・斉藤由貴・西村和彦などでTOKIOの
山口君が今とは全く違う?衝撃的な役柄でした。何せ、約10年前にホモセクシ
ュアルの話を堂々と書かれていた訳ですから当時としては大変な話題作です。ミ
スチルも「クロスロード」でブレイクしました。
  
そう言えば『菊亭八百善の人びと』が終わってしまいましたね。夏川結衣演ずる
汀子さんと吹越満演ずる福二郎さんの、威勢のいい夫婦喧嘩にはハマりました。
『てるてる家族』もですが、NHKは昭和30年代の家族のドラマを描いて秀逸
なところがあります。民放では作りそうもないドラマなだけに、今後もこういう
ドラマを期待しています。
主題歌を歌っていたヤドランカとはヤドランカ・ストヤコヴィッチといい、旧ユ
ーゴスラビアの国民的歌手でサラエボオリンピックの公式ソングを歌って国内で
有名でしたが、1988年の来日時に祖国の内戦が勃発して帰国困難になって活
動の拠点を日本に移した歌手です。ヒーリングミュージックの「Image」に参加。
私は日本人の歌手がシャレで【宿らんか】という変名で歌ってるものと勘違いし
ておりました。Mr.CHILDRENのアルバム「シフクノオト」も「至福ノート」と勘
違いし、ボケまくりです。「至福の音」と書いた方が意味的には正しいようです
が、色々と想像させてくれるカタカナの「シフクノオト」がやっぱりそのまま正
しい訳で。あー勘違いって怖い、です。

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ドラマと音楽 その10 ニューヨークの香り (2004.4.23  めるドラ110初出)

考えてみれば、れんドラ110はもう4年目なんですよね。めるドラは3年目。
何だかアッという間のことのようですが、実は私がこうして書いていられるのも
【ほぼ日刊イトイ新聞(http://www.1101.com)】の【21世紀の向田邦子を
つくろう】という連載を読んで久世塾オンライン講座を受講した事から始まった
のです。
その“ほぼ日”で、面白い連載が始まりました。天海祐希さんが書いている【お
いら】と連動した企画【with ほぼ日テレビガイド】で、糸井重里さんとほぼ日テ
レビガイド男子部のメンバーが『離婚弁護士』を毎回最後まで観て感想を語り合
うというもの。こいつはこたえられませんぜ、darling!てなもんです。

その『離婚弁護士』の主題歌はhitomi「心の旅人」ですが、挿入歌でNorah Jones
「What Am I to You」が使われています。ノラ・ジョーンズといえば昨年のグラミー
賞受賞歌手。スモーキー&ハ二―・ヴォイスと称される心地よい歌声はニューヨー
クの香りがして、世界をまたにかけるエリート(だった)弁護士のBGMに似つ
かわしい。天海祐希はこういう凛々しい女性が似合います。
そして、脚本の田渕久美子さんもワーキングウーマンを書かせるならこの人、と
いう手練れの脚本家さんですが、ご本人のMLで第一回の脚本のみで降りてしま
われた事を知りました。次からは林宏司さんのようですね。さてさて、この変化
はどう出てくるのでしょうか。目が離せません。
田渕久美子さんの主なドラマと主題歌をご紹介しておきましょう。

『勝利の女神』  →「バンザイ~好きでよかった~」ウルフルズ
『彼女たちの結婚』→「FACE」globe
『ニュースの女』 →「散歩道」JUDY AND MARY
『殴る女』    →「終わりなき旅」Mr.Children
『BRAND』     →「Goodbye Yesterday」今井 美樹
『定年ゴジラ』  → 音楽不明(第38回ギャラクシー選奨受賞作品)
『スタイル!』  →「地平線の向こうへ」スィートショップ
『夫についての情報』→主題歌なし (NHK芸術祭参加作品)
『ルージュ』   →「GET YOUR GROOVE」福原裕美子
『さくら』    → 音楽 小六禮次郎
『女神の恋』   →「元気を出して」島谷ひとみ
田渕さんの今後のドラマは、日テレ単発の向田作品のリメイクと6月からのNH
Kの連続ドラマのようです。

All About Japanドラマガイドの黒田さま、先月の私のコラムに関して『秋日子か
く語りき』の詳しい情報を教えて頂きまして、ありがとうございました。
>大島弓子の『秋日子かく語りき』は94年、火曜20時枠・朝日放送制作で1
>時間の前後編『幽霊女子高生』としてドラマ化されています。主演は小田茜、
>松尾嘉代です。
このドラマは未見でしたので、見比べてみたかったです。
ちなみに、NHKの『ちょっと待って、神様』の公式HPに書かれた脚本家の浅
野妙子さんの言によれば、過去に民放の深夜枠で一度扱った事があるそうです。
それだけ、魅力的な原作だったということになりそうですね。
漫画原作をドラマ化する事が多くなっていますが、原作を越える作品に仕上げる
のはなかなか難しいことだと思います。しかし、それに成功した作品に出会える
事も有るというのはドラマファンとしては幸せなことです。

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ドラマと音楽 その9 岩代太郎さんを知ってるよね? (2004.3.12 めるドラ110初出)

“古き良き時代の女”と言うけれど、それって『プライド』の竹内結子演ずる亜
樹じゃなくて、裏の『恋する京都』の鶴田真由演ずる志乃の方なんじゃないの?
と思わず(私的には)突っ込みたくなるような最近の月曜9時。
QUEENの「ボーン・トゥ・ラブ・ユー」は結構売れているようです。とある
FM番組でQUEEN特集をしたところ、リスナーが選んだ第一位はこの『プラ
イド』の主題歌でした。昔からのQUEENファンなら「ボヘミアン・ラプソデ
ィ」とかに落ち着く筈なんですが、ドラマの影響は大きいです。
  
一方の『恋する京都』の主題歌は神野美伽の歌う「恋する京都」。作曲が岩代太
郎さんですが、作詞が岩代浩一さんということで父子共作となっています。
私が岩代太郎さんを初めて認識したのは、NHKの「あぐり」のテーマ曲なんで
すが、調べてみたら結構ドラマや映画の楽曲を手がけてるんですね。
ドラマ
 「君といた夏」・「沙粧妙子 最後の事件」・「恋も2度目なら」
 「鬼の棲家 」・「東京SEX」・「翼をください」・「炎の消防隊」
 「真夏のバラ」・アニメ「みどりのマキバオー」・「白線流し」
 「あぐり」・「理想の上司」・「金の玉子」・「恋のバカンス」
 「なにさまっ!」・「必要のない人」・「お熱いのがお好き?」
 「WITH LOVE」と劇中の登場人物長谷川天(竹ノ内豊)のイメージアルバム
 「ONCE IN A BLUE MOON」・「氷の世界」・「独身生活」
 「甘い生活。La dolce Vita」・「葵・徳川三代」・「アナザヘヴンeclipse」
 「怪談百物語」・「サイコドクター」・「僕の魔法使い」・「緋色の記憶」
 「川、いつか海へ」・「恋する京都」
映画
 「課長島耕作」・「あした」・アニメ「フランダースの犬」
 「卓球温泉」・アニメ「るろうに剣心」・「あつもの」
 アニメ「MARCO~母をたずねて三千里~」・「しあわせ家族計画」
 「アナザヘヴン」・「11’09”01」・「あずみ」・「釣りバカ日誌14」
 「さよなら、クロ」・2004年公開の韓国映画「殺人の追憶」

岩代さんは東京芸大の大学院を主席で卒業してから、この他にも舞台やCMの音
楽も手がけています。主題歌ではなく劇中の音楽が主体ですが、CDも多数出て
いるので聞かれてみてはいかがでしょうか。きっと、この曲は聞いたことがある、
と思われることでしょう。
  
NHKは割と演歌歌手の歌う主題歌を使ったりします。金曜時代劇は特にそうで
すね。内舘牧子さん脚本の『転がしお銀』なんて、作詞も内舘さん(演歌が大好
き)が手がけた「忍冬(すいかずら)」という曲を坂本冬美が歌ってました。
この前のNHKの月曜ドラマ『昨日の友は今日の敵?』の主題歌は「スタンド・
バイ・ミー」でしたが、クレジットが無かったような気がします。ドラマの雰囲
気と合っている感じで良かった。草笛光子さんの銀髪が地毛の色だと知って、び
っくり。とても綺麗に白くなっていて、役作りのせいだと思ったら違いました。
ついつい『プライド』のセリフ回しに抵抗を感じると、NHKの月曜ドラマにチ
ャンネルを切り替えてしまう状況に陥ってます。月曜ドラマのセリフが妙にスト
ンと腑に収まる感じ。別にキムタクが嫌いな訳じゃないんですが…。
  
NHKのドラマは11時台も結構面白く見てますが、『ちょっと待って、神様』
は大島弓子さんの原作を遙か昔に読んでいて、まさかドラマになるとは思ってい
なかったので本当に楽しめたドラマでした。
しかし、テーマ曲が一作ごとに変わるわけではないので、なんか変な感じですね。
現在再放送中の『女神の恋』も再放送なのについつい見てしまう秀作ですが、テ
ーマ曲よりも劇中の「Without You」という曲の方が耳に残ります。オリジナル
はハリー・ニルソンですが、どうやら女性がカバーした曲のようですね。クレジ
ットされてないので不明ですが、番組のためのオリジナル録音でニューヨーク在
住のミュージシャンが歌っているとのこと。‘あなたなしでは生きていけない’
と歌われたらグッと来てしまいます。

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ドラマと音楽 その8 映画も気になります (2004.2.13 めるドラ110初出)

とっても気になる曲がある。
The HIGH-LOWS の「日曜日よりの使者」。
あの低視聴率ドラマ『彼女が死んじゃった。』の中で、主人公と彼女が出会った
時にオリジナル曲が流れ、一緒にこの曲を歌い始める場面があった。それがラブ
ホテルのロビーという設定が面白く、TOKIOの主題歌よりも印象に残りました。
あれっ? どこかで聞いた? そう、ホンダ企業CM「Do you have a HONDA?」CM
ソングとして、ロボットのアシモ君のぎくしゃくした動きが目に浮かびます。
オリジナル曲は、1995年のThe HIGH-LOWS のファーストアルバムに入っていて、
何と! 今度は映画「ゼブラーマン」(監督 / 三池崇史、脚本 / 宮藤官九郎、
主演 / 哀川翔(主演100本記念作品))主題歌なんだそうです。びっくり!!
で、ドラマの方ですが、低視聴率とはいえ私は結構好きで見てます。

脚本の一色伸幸さんは、主に映画畑で活躍する方。
『私をスキーに連れてって』→「スキー天国、サーフ天国」「恋人がサンタクロ
ース」「ブリザード」他 松任谷由実
『彼女が水着に着替えたら』→「さよならベイビー」他 サザンオールスターズ
などのホイチョイプロダクションの作品も有名ですが、『木村家の人々』や日本
アカデミー賞優秀脚本賞受賞の『病院へ行こう』『僕らはみんな生きている』な
ど、滝田洋二郎監督と組んで絶妙な笑いの浮かぶ作品が多いです。
一色さん自身が『彼女が死んじゃった。』は【お手軽な“恋”じゃなく“愛”】
に行き着くと語っているようなので、最終回まで見逃せません。

ところで、映画といえば『砂の器』も印象に残る映画でした。
ドラマの方の映像も、放浪する親子を通して日本全国を撮影して美しい。
しかし……
私は原田芳雄という俳優さんがとても好きなんですが、ハードボイルドなイメー
ジがあって病気持ちに見えないんです。映画で加藤嘉さんという名優が演じた、
病を得て弱々しいが柳の木のようにすぐには折れない父親のイメージが強烈すぎ
て、私の中では納まりが悪い。もっとも、ハンセン病が取り上げられないという
事なので、原田芳雄さんで間違いなかったと最後に思うかもしれませんが。そう
いう意味で期待してます。

先日の昼下がり、JR蒲田駅のホームでオバちゃん達が「ほら、中居くんが撮影
してた場所、行ってみる?」と話す声にムフフとなってしまいました。夜になる
と寂しい場所なんです、あそこは。(私、以前蒲田に住んでました)
映画『模倣犯』に続く犯罪者役で、殺しに至る静と動の顔つきの中居くんは意外
と上手い役者なんじゃないか、と思いました。バラエティとの落差を楽しみたい。
で、中居くんの主演作品です。

『味いちもんめ(1)&(2) 』→「ら・ら・ら」大黒 摩季
『輝く季節の中で』 →「君がいたから」FIELD OF VIEW
『ナニワ金融道』 →「借金大王」ウルフルズ
『勝利の女神 』   →「バンザイ~好きでよかった~」ウルフルズ
『最後の恋 』    →「伝えたいことがあるんだ」小田 和正
『ブラザーズ』   →「たいせつ」SMAP 
『グッドニュース』 →「NOBODY IS PERFECT」布袋 寅泰
『伝説の教師』   →「青春」THE HIGH-LOWS
『白い影』     →「真夜中のナイチンゲール」竹内まりや

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ドラマと音楽 その7 愛と青春の野島伸司  (2004.1.16  めるドラ110初出)

新年が明けてから医療ドラマが立て続けに放送され、ふと考えてしまいました。
私ならどの医師に診てもらいたいだろう?
財前教授、永大の斉藤くん、Dr.コトー、さてさて。『救命病棟24時』の進藤
先生という手もあるんですが、『ER』のグリーン先生が良いかなぁ。でも、ち
ょっと見逃している隙にグリーン先生は大変な事になっていたのだなぁ。
『ER』の音楽って、ニュース番組の医療ドキュメントなんぞで使われたりしま
すよね。結構色々と使い回しされてるんですが、どうしても『ER』の場面が思
い浮かんでしまって効果があるような無いような…。

ところで、有名な脚本家さんでも医療ドラマが似合わない人っていますよね? 
野島伸司さんの描く世界は、医者や教師を扱ってもちょっと職業物とは別物とい
う感じで、恋愛が物語の核となっています。それも【純粋な究極の愛】ってヤツ
が多かった。ある時、見逃していた『この世の果て』をビデオで見始めたら、暗
くて暗くて、どうしようかと思ったほど。でもドラマの吸引力はすごかった! 
思わず次々と見てしまい寝不足になりました。鈴木保奈美の主人公が究極の不幸
に向かって行きながら、最後に豊川悦司のところで幸福に落ち着くとみえて、大
どんでん返し。三上博史はこの頃には既に普通の二枚目ではなかった。横山めぐ
みも出演していたからじゃないけれど、『真珠婦人』に相通ずるような作り込ん
だ、こんな事あるわけないだろ?だけど見ちゃうんだよなーという感じ。私は尾
崎豊が好きではなかったんですが、この主題歌の「OH MY LITTLE GIRL」を聞いて
から、好きというより納得。合ってるんですよねぇ、歌詞がドラマと。

そして今期、木村拓哉主演、大多亮企画プロデュースという破格のドラマが始ま
りました。テンポの早い会話から始まり、お姫様抱っこもあるカッコいい!キム
タクをこれでもかと見せつけてくれて、アイスホッケーのシーンの豪快なこと、
このうえなし。「古き良き時代の…」というフレーズは流行りそう? テーマが
【LOVE&FIGHT】で、時代は明るさと躍動感を求めてるんだなーというのが実感。
この王道の青春物を盛り上げるのは、QUEENの曲の数々ですが、東芝EMIの
オフィシャルHPには、究極のベストアルバムに納められた、ドラマの挿入歌に
使用されている数々の曲の紹介もありますので参考に。
http://www.toshiba-emi.co.jp/queen/index_j.htm 
「WE WILL ROCK YOU」で登場するハルの姿は、スポーツ中継かと思ってしまうよ。

野島伸司作品の主題歌です。
『君が嘘をついた』       → 「GET CRAZY!」プリンセス・プリンセス 
『愛し合ってるかい!』    → 「学園天国」小泉今日子
『すてきな片想い』       → 「愛してるっていわない!」中山 美穂
『101回目のプロポーズ』  → 「SAY YES」CHAGE & ASKA 
『愛という名のもとに』     → 「悲しみは雪のように」浜田 省吾
『高校教師』          → 「ぼくたちの失敗」森田 童子 
『ひとつ屋根の下1』     → 「サボテンの花」財津 和夫 
『この世の果て』        → 「OH MY LITTLE GIRL」尾崎  豊
『人間・失格 たとえばぼくが死んだら』
               → 「冬の散歩道」サイモン&ガーファンクル
『未成年』      →「TOP OF THE WORLD」「青春の輝き」カーペンターズ
『ひとつ屋根の下2』      →「サボテンの花」チューリップ 
『聖者の行進』         →「命の別名」「糸」中島みゆき
『世紀末の詩』         →「LOVE」ジョン・レノン
『リップスティック』      →「フレンズ」REBECCA
『美しい人』          →「無造作紳士」ジェーン・バーキン
『ストロベリー・オンザ・ショートケーキ』→「チキチータ」ABBA 
『ゴールデンボウル』     →「YOU ARE MY DESTINY」ポール・アンカ 
『高校教師』          → 「ぼくたちの失敗」森田 童子
『プライド』          →「I WAS BORN TO LOVE YOU」 QUEEN

さて、「WE ARE THE CHAMPIONS」が一体どこで使われるか興味あるところです。

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ドラマと音楽 特別編 恋する月9、愛に惑う木10 ( 2004.1.2 めるドラ110初出)

来期の月9は、またまた話題作とか。
で、月9の音楽ってのも話題作が多い。これは皆さん、よくご存じ。
しかしながら、忘れちゃならない大人の木10。
木10がいつ始まったのか、私は実は知りません。
ただ、私の記憶の中の木10は、W浅野の『抱きしめたい』から。
この女達の元気なことよ。いまだに怪演する温子さんと、朝ドラのヒロインより
目立つゆう子さんは、主役も脇役も立派に派手目にこなす。
視聴者はF1が基準だなんて、もう過去かも。W浅野と一緒に年を重ねた
オバハン達を満足させなければ、高視聴率は取れないかもよ?
てな訳で、木10へGO!
  
『抱きしめたい! I WANNA HOLD YOUR HAND』
        →「アクアマリンのままでいて」カルロス・トシキ&オメガトライブ
『ニューヨーク恋物語 LOVE STORY IN NEWYORK』
                  →「リバーサイドホテル」井上 陽水
『あなたが欲しい-I WANT YOU-』→「春夏秋冬」泉谷しげる 
『ハートに火をつけて!』       →「Groove Ago-go」杏里
『この胸のときめきを』        →「潮風の思い出~I'D DOIT ALL AGAIN~」
                                        サムハリス
『過ぎし日のセレナーデ』      →「愛されてセレナーデ」ヤン・スギョン
『恋のパラダイス』          →「ジェラシーを眠らせて」氷室 京介
『パパ! かっこつかないゼ』    →「BREAK OUT」柴田 恭兵
『男と女 ニューヨーク恋物語?』  →「JOSEPH!JOSEPH!」EVE 
『結婚の理想と現実』       →「GOODBYE MY LONLINESS」ZARD 
『もう誰も愛さない』       →「とどかぬ想い」ビリー・ヒューズ
『ヴァンサンカン・結婚』     →「I WILL」上田 知華
『しゃぼん玉』          →「しゃぼん玉」長渕  剛 
『愛という名のもとに』      →「悲しみは雪のように」浜田 省吾 
『ジュニア・愛の関係』      →「いつかきっと微笑みへ」ヤン・スギョン
『親愛なる者へ』         →「浅い眠り」中島みゆき 
『わがままな女たち』       →「ある朝、風に吹かれて」EPO
『並木家の人々』         →「風の中の火のように」KAI・FIVE
『愛情物語』           →「Please Please Me,LOVE」Mi-Ke 
『素晴らしきかな人生』      →「Make-up Shadow」井上 陽水 
『都合のいい女』         →「戻れない道」平松 愛理 
『陽のあたる場所』        →「愛は愛で」江口 洋介 
『この愛に生きて』        →「永遠のパズル」橘 いずみ
『グッドモーニング』     →「Baila! Baila! Baila!~グッドモーニング~」
                               THE WAVES
『29歳のクリスマス』    →「恋人たちのクリスマス」マライア・キャリー
『明るい家族計画』       →「Birthday Song」プリンセス・プリンセス
『輝く季節(とき)の中で』    →「君がいたから」FIELD OF VIEW
『ひとりにしないで』       →「Feel Like dance」globe
『恋人よ』        →「TO LOVE YOU MORE」
               セリーヌ・ディオン with クライズラー&カンパニー
『白線流し』           →「空も飛べるはず」スピッツ 
『Age,35 恋しくて』       →「いいわけ」シャ乱Q
『COACH コーチ』         →「田園」玉置 浩二 
『ドク』             →「PRIDE」今井 美樹 
『彼女たちの結婚』        →「FACE」globe
『ミセスシンデレラ』        →「DO NOT」藤井フミヤ
『こんな恋のはなし。』      →「MR.LONELY」玉置 浩二
『イヴ』             →「MOTHER」PUFFY
『甘い結婚』           →「Time goes by」 Every Littlething
『お仕事です!』         →「まかせなさい」ウルフルズ
『今夜宇宙の片隅で』      →「Someday,Somewhere」本間勇輔
『眠れる森』           →「カムフラージュ」竹内まりや
『リング』            →「STARS」ORIGINAL LOVE
『アフリカの夜』         →「Breakin' Out to the Morning」SPEED
『らせん』            →「誰がために鐘は鳴る」rough laugh
『危険な関係』     →「THERE MUST BE AN ANGEL(PLEASE WITH MY HEART)」
                               井手麻理子
『ブランド』            →「Goodbye Yesterday」今井 美樹
『太陽は沈まない』        →「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」
                              エルトン・ジョン
『合い言葉は勇気』       →「威風堂々」
           作曲・エルガー、演奏・ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
『ラブコンプレックス』      →「Free」反町 隆史 
『カバチタレ!』      →「ドゥー・ユー・リメンバー・ミー」キタキマユ
『ムコ殿』    →「7TRUTHS 7LIES~ヴァージンロードの彼方で」松任谷由実
『非婚家族』           → 「TASTE THE TEARS」Amber
『スタアの恋』          →「Stop! In the Name of Love」globe 
『恋ノチカラ』          →「キラキラ」小田 和正 
『ビッグマネー!~浮世の沙汰は株しだい』 →「ever since」SAYAKA 
『恋愛偏差値』          →「眠れぬ夜は君のせい」MISIA
『薔薇の十字架』          →「CRY」フェイス・ヒル
『美女か野獣』       →「銀河と迷路」東京スカパラダイスオーケストラ
『ムコ殿2003』          →「お前やないとあかんねん」桜庭裕一郎
『Dr.コトー診療所』       →「銀の龍の背に乗って」中島みゆき
『白い巨塔』           →「アメイジング・グレイス」ヘイリー
  
どうですか? オ・ト・ナ、だったでしょ? 違う? 陳謝。

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ドラマと音楽 その6 クリスマスシーズン  (2003.12.12  めるドラ110初出)

そろそろ来年のドラマが話題になっていますが、『新・ニューヨーク恋物語』が
大石静さんの脚本で単発のドラマ化されます。これは1988年に放送された鎌
田敏夫さん脚本の『ニューヨーク恋物語』の続編。企画・原作の鎌田さんが大河
ドラマで忙しかったので大石さんの脚本になったのだとか。元のは田村正和主演
で、岸本加世子・桜田淳子・真田広之・柳葉敏郎・韓国の女優の李恵淑が出演し
てました。今回の企画は、田村さんの作品への強い思い入れが通った為のようで
す。井上陽水の主題歌「リバーサイドホテル」が当時のニューヨークの街にマッ
チ。今回も同じ曲が流れるようです。当時には珍しく全編現地ロケをしてて、さ
すがバブル突入の頃の力の入った作品でした。岸本加世子が一緒に暮らす友人役
の桜田淳子が、これまた女優開眼期でとても気になる存在でした。ニューヨーク
の証券業界に生きる女性で、バリバリのキャリアウーマンを駆け上がって、墜ち
る役どころだったように思います。もちろん、田村正和のエリート商社マンの主
人公も素敵だったんですが、脇のドラマも面白かった。新しい作品にも柳葉敏郎
と李恵淑が出演予定。以前の設定から15年後の設定で、竹内結子が相手役とか。
さて、どんな作品でしょうか。

鎌田敏夫さんといえば、大ベテラン。タイトルだけでコラムが終わりそうなくら
い多数の脚本を書かれてますが、印象的な主題歌の作品をご紹介しましょう。

『金曜日の妻たちへ』  →「恋におちて-Fall in Love」 小林 明子
『男女7人夏物語』   →「CHA-CHA-CHA」 石井 明美
『男女7人秋物語』   →「SHOW ME」 森川由加里
『眠れない夜をかぞえて』→「はがゆい唇」 高橋真梨子
『大人のキス』     →「接吻kiss」 オリジナル・ラヴ
『29歳のクリスマス』 →「恋人たちのクリスマス」 マライア・キャリー
『その気になるまで』   →「ホテル・カリフォルニア」 イーグルス
『職員室』         →「BURN」 THE YELLOW MONKEY

『サインはV』~『俺たちの旅』などの青春物多数と『わが町』シリーズのサス
ペンスなど、山田太一さんや倉本聡さんの両巨匠より器用というべきか。芸術性
というよりエンターテイメントを感じさせてくれていました。主題歌はあんまり
記憶になかったけど、田村正和・古谷一行の『過ぎし日のセレナーデ』なんて話
題作も。あまりNHKという感じではなかったので、『武蔵』を書いたのはご本
人にとってどうだったんでしょうね。同じNHKでも、第25回放送文化基金賞
に輝いた『青い花火』はアダルトビデオを扱った画期的な作品で、人間の内奥の
叫びが描かれていてスゴイと感じたんですが。そうそう『バブル』という作品も
NHKでしたが、これも難しい題材をよく書いたなぁと思って月9の裏にもかか
わらず、見てしまいました。ド真ん中を書けるって、やっぱりスゴイ事です。
軽い感じの『ピーチな関係』も好きでしたが。

何だか、先頃『29歳のクリスマス』を再放送していたようで、チラと見たんで
すが、全部見たかったー。 ビデオ屋さんには無さそうだし、残念。
前回の疑問曲はニューシーカーズの「愛するハーモニー」と判明。感謝。
皆さんの今年のクリスマスを彩るドラマは、音楽は、さて?

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ドラマと音楽 その5 挿入歌が気になる (2003.11.14  めるドラ110初出)

秋ドラマも視聴率の高低が激しいですね。ドラマの主役って医者・教師・弁護士
・刑事という職業が多いということが今期は如実に判ります。
『白い巨塔』は2クールも続くのですから、病院や医者の話って視聴者に訴えか
けるものが大きいと感じます。そして主題歌が「アメイジング・グレイス」。
“驚くべき神の恵み”という意味のこの曲は、アメリカの黒人霊歌にイギリス人
の牧師が詩をつけたそうですが、世界貿易センタービル崩壊の頃にアメリカでよ
く歌われていました。ニュース番組からメロディが流れてきたり。この曲を聞く
と神という存在を身近に感じてしまうかも。医療の現場は、生と死とついでに人
間の欲の修羅場であり、どんな人間にも最後には神の救いがあるということなの
でしょうか。主題歌だけでなくBGMとしても効果的に使われています。
(先日、都内某所に指圧に行ったら唐沢寿明さんが来ているという情報が。どう
やらかなりお疲れのようです。神のお恵みを!)

さて、『恋文』の挿入歌にビートルズの「イン・マイ・ライフ」が使われていま
した。歌詞をここには書けませんが、ドラマを象徴しているかのよう。懐かしい
ようなせつないような。人生の様々な場面で出会った人々の中で見つけた君との
愛を思うと他の思い出は色あせていく、というような内容ですが、で、人生の中
で将一は郷子と江津子のどっちの女を愛してるんだ? まあ、それを言葉にした
ら野暮なんですが。一言で言えないからドラマなんだもん。
主な挿入歌を担当しているのは、REMEDIOSというインストのユニットで
実体は麗美という女性。岩井俊二監督の作品に多く曲を提供しているようです。
http://www.tbs.co.jp/koibumi/song.htmlを聞いてみてくださいね。
ただし、ビートルズの曲は入っていません。

「勝手にしやがれ」最初、この曲を耳にした時驚きました。誰? 沢田研二じゃ
ないよね? B'zじゃん!と。『あなたの隣に誰かいる』の主題歌はB'zの
「アラクレ」ですが、挿入歌で TAK MATSUMOTO featuring 稲葉浩志の「勝手に
しやがれ」と TAK MATSUMOTO featuring ZARD の「異邦人」が使われていまし
た。これって、松本孝弘ソロプロジェクトによる邦楽カバーアルバム
「THE HIT PARADE」の中の収録曲なんですね。ホラーのぎくしゃくした画面に
妙にマッチしてるかもしれないと、最近思うようになりました。今後の話の展開
の中で、新たな収録曲が登場するのか興味津々です。

ところで、前回のめるドラコラムの読者の方からこんなメールを頂きました。
 >1975年にTBSで放送された「家庭の秘密」の主題歌が
 >「あの日にかえりたい」でした。
 >ユーミンとの出会いでした。

ドラマの主題歌や挿入歌から出会うアーティストもいます。それが自分にとって
一番お気に入りの歌手やバンドになることも。皆さんは秋のドラマでそんな曲に
出会えましたか?
実を言うと『ビギナー』の挿入歌(カーペンターズじゃないの)で、どうしても
曲名と歌手が思い出せず悶々。70年代のヒット曲(だったと思う)で女性ボー
カル。どなたかご存じの方いらっしゃいますか?

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ドラマと音楽 その4 踊っちゃう? (2003.10.17 めるドラ110初出)

NHKの『わたしはあきらめない』という番組に織田裕二が出演していたので、
ついつい見てしまいました。『踊る大捜査線』は音楽にも相当こだわった作品だっ
たことが判ります。主題歌だけじゃなく、松本晃彦さんの作曲した劇中のBGM
も有名になりましたね。聞いただけで『踊る~』の場面が思い浮かびます。
この対談番組の少し前にNHKアーカイブスで織田裕二ドラマ初主演作品『19
歳』というドラマが放送されました。脚本は『3年B組金八先生』の小山内美江
子さんで平成元年の作品。ちょうど今期の『ヤンキー母校に帰る』の生徒の側か
ら見たような話の展開ですが、ズッシリと重い手応えの作品でした。音楽も重い
感じで、あれから『踊る~』の軽やかさに至るまでの歴史を考えさせられました。

ところで、『踊る大捜査線』の脚本家君塚良一さんの作品でTBSの金曜ドラマ
『ずっとあなたが好きだった』と『誰にも言えない』が、少し前にれんドラの総
合BBSで話題になってましたね。これは佐野史郎演ずる冬彦さんとそれに続く
麻利夫というキャラが大評判のドラマでした。主題歌はサザンオールスターズと
松任谷由実。両者ともドラマのテーマ曲数多いです。主な曲を並べてみると…

●サザンオールスターズ
 『ふぞろいの林檎たち』シリーズ  「いとしのエリー」
 『ずっとあなたが好きだった』    「涙のキッス」
 『悪魔のKISS』         「エロティカ・セブン」
 『いつかまた逢える』        「あなただけを~Summer Heartbreak~」
 『透明人間』            「愛の言霊~Spiritual Message」
 『SWEET SEASON』         「LOVE AFFAIR~秘密のデート」
 『ハッピーマニア』         「PARADISE」
 『こいまち』            「素敵な夢を叶えましょう」
 『神様のいたずら』         「この青い空、みどり~BLUE IN GREEN~」

 ●松任谷由実
 『意外とシングルガール 』    「メトロポリスの片隅で」 
 『季節はずれの海岸物語』シリーズ 「DESTINY」
 『雨よりもやさしく』        「Good-bye Goes by」 
 『その時、ハートは盗まれた』  「冬の終わり」
 『誰にも言えない 』       「真夏の夜の夢」 
 『君といた夏 』          「Hello,my friend」
 『春よ、来い』           「春よ、来い」
 『私の運命 MY DESTINY 』  「砂の惑星」「命の花」
 『たたかうお嫁さま』        「輪舞曲(ロンド)」
 『ひとり暮らし』           「最後の嘘」
 『成田離婚』            「Sunny day Holiday」
 『ムコ殿』             「7TRUTHS 7LIES~ヴァージンロードの彼方で」

これが全部ではありません(『ルージュの伝言』なんてドラマもあったり)が、
記憶に残るドラマが多かったかも。冬彦さんや麻利夫ちゃんに翻弄されていた賀
来千香子ですが、今クールでは深津絵里を翻弄する役のようですね。佐野史郎は
今度は冬彦じゃなく文彦で、またまた怪しく浅野温子に絡みそうで沙粧妙子を連
想させて結構好きかも。期待してます。

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ドラマと音楽 その3 夏だった…? ( 2003.9.12 めるドラ110初出)

今年の夏は夏だったのかなぁ?と思う位だったけど、9月になってから盛り返し
たような太陽光線。ふと思い出したのは、伊勢正三の歌う『ほんの短い夏』とい
う曲。1993年のTBS・MBS系でJTドラマBOX「泣きたい夜もある」
というドラマシリーズの主題歌でした。調べてみると何と! 日曜日の23時~
23時30分放送だったんですね。単発の30分物でしたが、“せつない”胸が
キュッとなる場面を凝縮して見せるようなドラマ群でした。恋する年齢も幅広く
様々な愛の形が描かれており、こんなドラマ枠が今でも欲しいと思う今日この頃。

夏といえばBeachboysの曲が思い浮かびますが、ドラマ『ビーチボーイズ』では
Beachboysの曲は使用されず、主題歌は反町隆史の「Forever」でした。むしろ、
劇中の音楽の方が夏っぽかった。担当していた武部聡志さんは、音楽番組
「Love Love 愛してる」のLoveLove ALL STARSのメンバーでキーボードの人。
ドラマの音楽を結構作曲していて、フジテレビが多いかも。あの頃は、館山周辺
をダイヤモンドヘッドという民宿を捜した旅人が多かったとか。

で、今年の夏ドラマで夏を感じさせたドラマと言えば『ウォーターボーイズ』最
後の着地点は全員のシンクロというのが最初から判ってるワケですから、安心と
言えば安心して見られるドラマでした。最後のシンクロは映画よりグレードアッ
プして素晴らしかったけど、逆に映画の大きなスクリーンで見たらもっと良かっ
たのかも、なんて不埒にも思ってしまいました。

そしてシンクロの音楽です。
    映画『パルプフィクション』のテーマ「ミザルー」
    「シュガー・ベイビー・ラブ」  ルーベッツ
    「シェリーにくちづけ」      ミシェル・ポルナレフ
    「狙い撃ち」           (冒頭部分のみ?)
    「ジンギスカン」         ジンギスカン
    「桃色片思い」         松浦亜弥 
    「天国と地獄」         オッフェンバック作曲
    「虹」               福山雅治
何だか「虹」でグッときてしまいました。
映画で使用した曲とは一切かぶっておりません。お見事!

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ドラマと音楽 その2 ヒット曲を使う (2003.8.8  めるドラ110 初出)

えっ!!? 普段は冴えないただの社員が、裏の顔は強くてカッコイイ特命係長の
只野仁だった、ってのは、まあ普通の驚き。週末の深夜近くのテレ朝のドラマは、
今までも結構面白い作品が多く、中でもこの『特命係長・只野仁』は視聴率も今
までで一番良いとか。でも、実は私が驚いたのはエンディングテーマ曲が「川の
流れのように」だったこと。美空ひばりの持ち歌として世に名高い。それを椿と
いう女性歌手が歌っている。これがまた演歌とは全然違う、ソウルフルな歌声。
それもそのはず、渋谷のヒップホップのクラブから出てきたのだそう。メジャー
デビュー第一弾がこの曲なのだ。高橋克典が海辺をこの曲をバックに歩いていく
エンディングが、何だかしみじみしている。

椿の歌声を聞いていて、私は中島美嘉の歌声を思い出してしまった。春にオリジ
ナル・ラブの「接吻」をカヴァーしていたのをご存じでしたか? 男性ではなく
女性の歌う「接吻」になるけど、これがまた気怠い本歌とは別の色気を感じさせ
る。オリジナル・ラブの方は1993年のドラマ『大人のキス』の主題歌。日テ
レの土9は、少年系の前はこんなに大人のドラマを作ってたんですね。鎌田敏夫
脚本で、主演は柴田恭平と石田純一でバツイチ二人組の設定。これはヒット曲を
生んだトレンディドラマのケース。

ところで、海外のヒット曲を主題歌に使うケースは数多いです。曲自体に既にイ
ンパクトや物語性があり、曲をモチーフに脚本を書いたのかと見紛う事もしばしば。

ドラマ作品名       主題歌             歌手名
『太陽は沈まない』→「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」エルトン・ジョン
『若葉のころ』  →「FIRST OF MAY(若葉のころ)」ビー・ジーズ
『人間・失格 たとえば僕が死んだら』→「冬の散歩道」サイモン&ガーファンクル
『世紀末の詩』  →「LOVE」ジョン・レノン
『ストロベリー・オン・ザ・ショートケーキ』→「チキチータ」アバ
『ゴールデン・ボウル』→「YOU ARE MY DESTINY」ポール・アンカ
『危険な関係』  →「THERE MUST BE AN ANGEL(PLEASE WITH MY HEART)」
            ユーリズミックスのヒット曲を井手麻理子がカヴァー
『イグアナの娘』 →「YOUR SONG(僕の歌は君の歌)」エルトン・ジョン
『夢のカリフォルニア』→「夢のカリフォルニア」ママス&パパス(イメージソング)

などなど多数。
うーん、当代の人気脚本家の作品ばかりが並んでるなぁ。
特に目立つのは野島伸司氏。懐かしさと共に、青春の熱さとほろ苦さを感ずる作
品が多いのは偶然でしょうか。

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ドラマと音楽 その1 中島みゆき (2003.7.11 めるドラ110 初出)

7月新クールのドラマが始まりましたね。
まだ、出揃っているわけではありませんが、皆さんは「これ!」と思う主題歌に
出会ったでしょうか?

ドラマの主題歌は、ドラマの第一印象に関係するように思います。その主題歌を
聴けばドラマのシーンが思い浮かぶ、そんな作品が人々の心にいつまでも残るド
ラマなのでしょう。(もちろん歌を思い出さない場合もありますが) 例えば、
終了してしまった『北の国から』などは、さだまさしの歌声が必ずセットで付い
てくる気がします。あの曲が流れると、パブロフの犬が如く涙腺がじわじわっと
緩んでくる。富良野の風景が、登場人物達の顔が目の前に浮かんでくる。シリー
ズを通して長く使われている曲は、様々な条件反射を視聴者に与えるようです。
『ナースのお仕事』の主題歌は毎回違いますが、CMに入る手前のコミカルな曲
は毎回同じ。そそっかしい看護婦のいずみちゃんの姿が、即座に浮かんでくるよ
うな楽しい曲になっています。
さて、今クールで私が引き寄せられたのは中島みゆきの歌う『銀の龍の背に乗って』。
『Dr.コトー診療所』の主題歌ですが、彼女の歌としては『プロジェクトX』の
主題歌である『地上の星/ヘッドライト・テールライト』から3年だそうで、
寄せる波のようにゆっくりと心に迫ってくる気がします。

ちなみに中島みゆきの主題歌のドラマ作品で主なものは

1990年頃『現代推理サスペンス』のシリーズ →『夜を往け』
1992年 『親愛なる者へ』            →『浅い眠り』
1994年 『家なき子 1』             →『空と君のあいだに』
1995年 『家なき子 2』              →『旅人のうた』
1996年 『はみだし刑事情熱系1』       →『たかが愛』
1997年 『はみだし刑事情熱系2』       →『愛情物語』
1998年 『聖者の行進』              →『命の別名/糸』

ここ10年ほどの中島作品でシングルカットされている曲は全部、ドラマや映画
の主題歌になっています。

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