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ドラマと音楽 その29 ミュージカルもネタの一つ(2006.6.23 めるドラ初出)

斉籐由貴が「我が輩」と言うのが、最近では心地よくなってきました。
そうです、昼ドラ『我が輩は主婦である』で、夏目漱石が乗り移ってしまった主婦、
矢名みどりの「我が輩」から始まるセリフのことです。
本当は最初、これって面白いんか?と思うドラマだったのですが…。

実は初回から3回までは見逃していて、さて見てみたらいきなりミュージカル、それ
も『マイフェアレディ』のイライザ風の衣装を着た斉籐由貴が、「モンナシーヌのう
た」を歌い出したのにはビックリ!
それも発声が舞台を感じさせる歌い方。そう言えば、斉籐由貴はミュージカル『レ・
ミゼラブル』でコゼット役をやってたことがあります。
それにくっついて歌うミッチー、踊る川平慈英って、ある意味とっても豪華。
主人公夫婦である、矢名みどり(斉籐由貴)と矢名たかし(及川光博)は大学時代ミ
ュージカル研究会(通称ミュー研)に所属し、結婚した今でも、ミュー研の先輩であ
るゆきお(川平慈英)の経営する喫茶店ジャンバルジャンに何かというと集う。
で、この喫茶店に来ると、様々な理由から何故か小ミュージカルが始まってしまうこ
とがしばしば。このミュージカル、大真面目にやってるので結構ハマリます。舞台衣
装やカツラまでつけてる場合と、普段着で踊り出してしまうことも。
川平慈英の濃〜い舞台風演技(彼はミュージカル俳優でもあり)に笑みが浮かび、
「おいおい、W杯の応援に行かなくていいの?」なんて突っ込みを入れてみたり。実際
はかなり以前に収録されてる筈ですが。最近の川平慈英は丸坊主。

しかし、このドラマはミュージカルがメインという訳ではありません。
昼ドラらしく、姑であるちよこ(竹下景子)・娘のまゆみ(東亜優)・息子のじゅん
(荒井健太郎)を含めた家族愛を描いています。
及川ミッチーが演ずる父親が、とってもナイス! いや、ここまで愛のある家族思い
のお父さんを演ずるとは思いませんでした。お父さん役、似合ってる。レコード会社
を辞めて、郵便ボーイをやってるのも、制服の似合うミッチーはサマになってます。
隣のひと癖もふた癖もある主婦のやすこ(池津祥子)と、夫であるひろし(レッド吉
田)のエピソードもなかなか笑える。
特にやすこは強烈キャラ。真面目だったやすこがツッパリに変わり、暴走族になって
上腕部に「命ひろし」」と彫ってあったり。昔の姿を衣装とカツラで再現ドラマして
しまうあたり、ワイドショーのノリ。
おまけに、ジャンバルジャンでパートを始めるみどりに至っては、メイドの制服を着
ているのでメイドカフェかと思ってしまう。
このコスプレ演技の数々は小ネタの宝庫とでも言うべきか。

このドラマの陰の主役である夏目漱石の声を、本田博太郎が担当してるんですが、斉
籐由貴の演技に合わせて語られるその声が、これも当初の違和感から最近ではツボに
はまるようになりました。竹下景子のお姑さんと共に、ベテランの妙味。

ドラマの方はちょうど半分、これから後半に向かっていく訳ですが、脚本の宮藤官九
郎が「20話から30話までは逆ギレみたいな台本」と語っているようなので、これ
からが面白さの本番なのかも。
斉籐由貴・及川光博が【やな家】というユニットで歌う、主題歌「家庭内デート」も
楽しいタイトルバックも含めて『我が輩は主婦である』は見頃かも。

ちなみに斉籐由貴、映画『スケバン刑事コードネーム=麻宮サキ』の主役である松浦
亜弥のお母さん役なんだそうです。9月末公開。

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