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春の雪

もう、かなり経ってしまったけど、映画『春の雪』を観てきました。

時間のやり繰りの中で、最初の20分位を見逃してるんで、観たことにならないかもしれないけど。

冒頭の20分って、結構力入ってるもんですよね。それを見逃してるんだから。

一応、待ち合わせた友人に後で話を確認したんですけども。

そもそも、三島由紀夫の原作は高校生か大学生の頃に読んでました。

『春の雪』は、『豊饒の海(四部作)』という三島文学の集大成ともいうべき作品で、そして最後の作品の中の一作目であり、輪廻転生の話で繋がれる長い話なのだけれど、まさか全部を映画化するわけにもいかないし、一番映像化しやすかったのではないでしょうか。

というか、四部作の中でも一番優雅で瀟洒な大正初期の貴族社会を描くのは、美術的にも楽しみな作品だったというか。

撮影にわざわざ李屏賓を呼び寄せているが、期待にたがわず上質の絵画のようなシーンに納得。

朱塗りの回廊、雪の侯爵邸、春の庭、棺から彷徨い出る蝶。

私的には大楠道代の綾倉家の側女と、岸田今日子の松枝家の祖母が出色。

主題歌である宇多田ヒカルの「Be My Last」は、単独で聞くと間延びして聞こえるんだけど、映画を組み合わさるとユッタリ感が合ってます。

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