ドラマと音楽 その25 秋色レクイエム(2005.10.21 めるドラ110初出)
「キラキラのパスタ」ってどんなスパゲッティなんだ?
などと、月9の始まる前からラジオでガンガンかかっている、平井堅の『POP
STAR』を初めて聞いた時思った。(空耳アワーに出せるかなぁ~)
歌の題名を聞き逃すと、こんな聞きまつがいをしてしまうんですね。
始まりましたね、月9、『危険なアネキ』。
『電車男』のエルメス+『タイガー&ドラゴン』のメグミが入ってないかい?
なんか、今までの月9とどう違うのか、これからの展開に期待してみましょ。
この秋、見逃してしまった映画があります。
映画のキャッチコピーは「深紅、それは19歳、罪の色」。
脚本家、野沢尚さんの遺作で、題名は『深紅』。
一家惨殺された生き残りの娘と、その加害者の娘の交錯する運命。
吉川英治文学新人賞に輝く、野沢さん自身の原作を元にしています。
野沢さんは、何故この脚本を書いて死に急いでしまったんだろう。
この映画の監督ではないのだが、盟友である鶴橋康夫監督は今年になってWOWO
Wドラマ初のオリジナルドラマ『ぶるうかなりあ』しか撮っていないのではないだ
ろうか。野沢さんへのレクイエムだった作品。
泣きたいほど野沢さんに戻ってきて欲しい、と新聞のインタビューに答えていたの
を読んだのだが、確かに残された者達はやるせない。視聴者も同じ。
野沢さんの作品は数多いですし、ギャラクシー賞・芸術作品賞など数多くの受賞作
品(『手枕さげて』『愛(めぐむ)の世界』『東京ららばい』『雀色時』など)を
持ち、向田邦子賞で脚本家として最盛期を迎えていました。
登場人物の履歴書作りにはこだわった方ですので、主題歌も気になる楽曲が多いで
す。とりあえず、ピックアップ。
『親愛なる者へ』 →「浅い眠り」中島みゆき
『素晴らしきかな人生』 →「Make-up Shadow」井上 陽水
『この愛に生きて』 →「永遠のパズル」橘 いずみ
『恋人よ』 →「To Love You More」
セリーヌ・ディオンwithクライズラー&カンパニー
『おいしい関係』 →「未来へのプレゼント」中山 美穂 with MAYO
『青い鳥 L'oiseau Bleu』 →「Wanderin' Destiny」globe
『結婚前夜』 →「THE STONE」小谷美沙子
『眠れる森 A Sleeping Forest』 →「カムフラージュ」竹内まりや
『氷の世界』 →「ダイヤモンド・ダスト」氷室 京介
『リミット もしも、わが子が… 』→「月と甘い涙」Chara
『喪服のランデヴー』 →音楽 東儀 秀樹
『ネット・バイオレンス~名も知らぬ人々からの暴力~』→音楽 オノセイゲン
『反乱のボヤージュ』 →「時をとめて」Misia
『水曜日の情事』 →「Candy Rain」久保田利伸
『眠れぬ夜を抱いて』 →「Forever to me~終わりなき悲しみ~」the brillian green
『緋色の記憶~美しき愛の秘密~』→音楽 岩代 太郎
『川、いつか海へ 6つの愛の物語』第一話・第五話→音楽 岩代 太郎
『砦なき者』 →音楽 宇崎 竜童、マリオネット
こんな秋の日には、野沢さんのせつないドラマが見たくなります。
彼には脚本の中に独特のフレーズがあります。
回想シーンを“リメンバー”と書きます。
リメンバー 野沢尚(脚本家) 2004年6月28日没 享年44才 合掌


Recent Comments