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ドラマと音楽 その23 純愛路線を辿る (2005.8.19 めるドラ110初出)

今期、視聴率第一位の『電車男』ですが、私は月9の『スローダンス』より上に来る
とは思っていませんでした。『女系家族』先に見てたし。
しかし、オープニングタイトルでキタ━━━━━(゜∀゜)━━━━━!!!!
ELO(エレクトリック・ライト・オーケストラ)の「トワイライト」をバックに展
開するアニメになぜか萌え。制作はGONZO
まさにヲタク系ドラマにピッタリ!

これでもか、とばかりに「キター!!」と叫ぶネットの住人達もドラマでは初めて見
たし。パソコンの前だけの演技って結構難しそうですが、数多くの電車男の応援者が
いたんですね。私は小説も映画も未見ですし、元ネタの2ちゃんねるの『電車男』も
知りませんでした。そこで少し調べてみると……。
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Aquarius/7075/trainman.html
ドラマ脚本は、結構忠実に上手く再現してくれてるんですね。主人公のハラハラドキ
ドキワクワクは、実は同じように恋愛に臆病なパソコンの前の人達を奮い立たせ、
ファンが広がっていったのがよく判ります。
エンディングのサンボマスター「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」も、すごく熱いし、
伊藤淳史くん扮する山田の前でホームを挟んで大勢が応援してるというのは、2ちゃ
んねるの住人達を見てるようで、最初から最後までひっくるめて、トータルで惹き付
けられるドラマです。
ちなみに音楽の Face 2 fAKE とはギリシャ育ちで10才の時に日本に移住してきた
ACHILLESと、シャンソン歌手を母に持つ OH!be という作曲・編曲・サウンドプロ
デューサーという2人のユニットです。 http://www.face2fake.jp/

純愛路線、という何か古めかしいような言葉が今期は特徴として感じられます。『い
ま、会いにゆきます』も丁寧なつくりの夫婦の純愛の話ですよね。
しかしながら、その丁寧さがまったりとした感じで、映画の尺で充分じゃないかと思
う人もいるのでは? 描かれている日常は優しい感情を呼び起こすけれども。起伏が
ゆったりとしているので『電車男』とは対極にあります。
どちらもベストセラーが原作で、男の方が女よりちょっと情けない感じでもある。
ORANGE RANGEの主題歌「キズナ」はドラマに合ってるんですが、「花」を越えられ
るか? そしてドラマでは、ミムラと三田佳子の親子が会ってしまうのかが気になり
ます。今後に期待。

純愛という言葉の似合う1970年代が、実は原作の設定だった『がんばっていきまっ
しょい』も、高校生達の甘酸っぱい青春時代を描き、これこそ純愛ドラマになりうる
のでは? だんだん恋愛話も入ってきて、これからが面白そう。
映画では伊予東高校ですが、ドラマでは松山第一高校という設定。
映画のHPもまだ健在です。 http://www.altamira.jp/ganba/index.html
シナリオやボートについての基礎知識など、参考になります。
もちろん、ドラマのHPでもボート競技の説明を【一高ボート部通信】のレポート7
で書かれています。 http://www.ktv.co.jp/shoi/report/07.html

私はヨットの経験はあるのですが、ボートは戸田で乗りそびれてます。水の上に浮か
ぶ船っていうのは独特の感覚ですよね。陸とは景色が違うんです。古くは瀬戸内の水
軍の歴史もあるし(『義経』の世界だな)、ボート競技は西日本の方が東日本より盛
んではないでしょうか? やっぱり季節物だし温かくないと。
あの波光きらめく瀬戸内の海の夕焼けの美しさは、このドラマならでは。
aiko の歌う「キラキラ」をバックに流れるエンディングは、夏の爽快感に溢れて
いて人を元気にさせます。ついつい言ってしまう「がんばっていきまっしょい!」

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ドラマと音楽 その22 二時間ドラマの転換期 (2005.7.22 めるドラ110初出)

いやぁ、驚きました!
何と、この秋で日テレの火曜サスペンス劇場が終わってしまうのだとか。
既に収録はされておらず、9月末で終了とのこと。

連ドラの視聴率が低空飛行であっても、二時間ドラマあるいは二時間サスペンスの
枠組みは、今まで確実に視聴率が取れる番組として安泰だったはずなのに、ここ数
年は20%を超えるドラマが少なくなりました。
特に他の二時間ドラマとは格が違うと言われた火サスが、10%前半と視聴率ダウ
ンしているようです。まあ、年間視聴率の三冠王から滑り落ちた日テレの苛烈な他
社との競争に、火サスも巻き込まれたというところでしょうか。

火サスと言えば、企画を通すことが並大抵ではない事で有名です。企画書のページ
数は脚本の半分位もあり、完成度の高さへのこだわりは他の追随を許さないという
雰囲気でした。同じく老舗の土曜ワイド劇場が、露天風呂等のお色気題材も有って
男性視聴者も視野に入れているのに対し、火サスは母物を意識してF2をターゲッ
トにしていたようですが、母物にこだわり過ぎのような気もしました。
最近の土曜ワイドは、TOKIOの松岡・長瀬を主人公に明智小五郎と金田一耕助
のドラマを作ってみたり、連ドラで話題を取った『黒革の手帳』の特別版を作った
りと工夫をこらしているのに対し、火サス枠はウーマンズビート(以前はカネボウ
ヒューマンスペシャル)位でしたかね? 裏の連ドラが健闘してたり、有名な占い
師の裏番組もあり。日テレの火曜日、どう変わるんでしょうか。

☆☆ 火曜サスペンス劇場主題歌 ☆☆
聖母(マドンナ)たちのララバイ」 岩崎宏美
家路」                   岩崎宏美  
」                     岩崎宏美  
25時の愛の歌」           岩崎宏美  
夜のてのひら」            岩崎宏美  
風のLONELY WAY」         杉山清貴  
化石の森」               柏原芳恵  
シングル・アゲイン」         竹内まりや  
告白」                   竹内まりや  
あなたの海になりたい」      真璃子  
愛という名の勇気」         岩崎宏美  
遥かな時を越えて」         中村彩花  
名前のない愛でもいい」      白井貴子  
Day by day」             沢田知可子                                                                「バラード」                石井明美  
横顔」                  酒井法子
体温」                  PARADISE LOST  
哀しい人」               中村雅俊  
幸せのかたち」           高橋真梨子  
深紅の花」              工藤静香  
Tears in Crystal」          ANRI 
出逢い」                安全地帯
ハナミズキ」             一青窈
小さな恋の夕間暮れ」      森山直太朗

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