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ドラマと音楽 その17 火曜日の挑戦 (2005.3.25 めるドラ110初出)

1月期のドラマが、それぞれ最終回を迎えつつあります。
賛否両論、ワイワイ言いながら見られるのがドラマの楽しみ。ドラマ離れと言われつ
つも、今期はまずまずの視聴率では?と私見。
そして、今何かとと話題のフジテレビ。『ごくせん』の独走には負けたけど、それで
もフジテレビのドラマって見てしまうなぁ。一昔前はドラマのTBSと言われてたよ
うですが、少なくなったとはいえフジテレビのドラマ枠は他局より多いです。
もしも、Livedoorと提携する事になったら、ドラマも変わってくるんでしょうねぇ。

そのフジテレビのドラマ。『ER』と比較されてしまいがちな『救命病棟24時』で
したが、第1シリーズの時にはそれがすごく気になりました。『ER』大好きでした
から。しかし、第2・第3となるにつれてあまり比較しなくなりました。だって日本
の医療の現状はアメリカとは違う訳だし、医師も患者も日本人なんですから。
今回のシリーズの大地震とその後の混乱期の設定というのは、ドラマとして大きな挑
戦だったろうな、と感じます。現実の震災後の阪神・新潟の医療現場がどうだったの
か、日本の中にも知らない人達はたくさん存在しているし、直近で九州北部の地震も
発生してます。人ごとには出来ないなと思いつつドラマを観てました。
第3シリーズの中で、殆ど変わらないのは進藤先生だけど(ちょっと、今回は進藤先
生がスーパースター過ぎるけど)、一番変わったのは寺泉議員なんでしょうね。そし
て、ボランティアを束ねる河野和也も変化が大きかった。
今までに大震災後にどう復興していくかという設定のドラマは日本には無かった訳で
すから、何かに挑戦してるな、と感じられるドラマは私は好きです。

さて、主題歌ですが三作ともドリカムで、歌詞も連動してますね。何度でも何度でも
人間は立ち上がっていくんじゃないのかな。いや、そうありたい。
『救命病棟24時』第1シリーズ   → 「朝がまた来る」 DREAMS COME TRUE
『救命病棟24時』第2シリーズ   → 「いつのまに」  DREAMS COME TRUE
『救命病棟24時』第3シリーズ   → 「何度でも」   DREAMS COME TRUE

地味だけど『みんな昔は子供だった』は、やっぱりひとつの挑戦と受け取りたい。
現実の子供達には不安材料が多すぎて、ある教育学の教授が子供の抱える3つの不安「将来不安・能力不安・存在不安」と語っていたけれど、このドラマではそれらを少
しずつ描きながらも、美しい大自然の中で育まれる教師と児童達との交流というか勉
強が理想的に思えました。子供の人数も減ってるし、都心でも小学校が統廃合されて
いく中で、学校の存続の危機に立ち向かうっていうのも挑戦だろう、と。

ところで、この学校の建物ってよくドラマで見かけるんですよね。三上博史主演の
『それが答えだ!』(天才指揮者が不本意ながら田舎の中学校のオーケストラ指導す
るはめにという話)に使われたいたように思っていたんですが、ちょっと違っていま
した。『それが答えだ!』は旧増富中学校で、『みんな昔は子供だった』では旧江草
小学校という所だそうです。どうやら八ヶ岳周辺は数多くのドラマロケのスポットら
しく、こんな所に情報が。

http://www.pension-raccoon.com/

山梨ってイイ所なんだけど、結構な数の学校が廃校になってるんですね~もったいない。

このドラマでは子供達が重要な役回りですが、モモちゃん役の伊藤沙莉ちゃんにはぞっ
こんです。『14ヶ月~妻が子供に還っていく』のナツキ役で見せた大人っぷりには
負けましたが、実年齢に近い?役のモモちゃんのせつない初恋物語には、清々しさが
ありました。アイ子先生こと国仲涼子と龍平役の深澤嵐くんの二人には、何だかオー
ラが感じられて、癒し系の笑顔はやはりドラマの要だったと思います。毎回、MIS
IAの主題歌の『星空の片隅で』が流れるエンディングの場面での、子供達とアイ子
先生の表情が素晴らしく、懐かしさのある牧歌的な映像が綺麗で、それだけでもこの
ドラマの価値があったんじゃないのかな。
重松圭一プロデューサー(関西テレビ)の作品(『僕の生きる道』『僕と彼女と彼女
の生きる道』等)は、言葉遣いの丁寧さに象徴されるような地味だけど丹誠な役者の
演技が魅力です。

二作品とも今後も残っていって欲しい類のドラマだという気がします。さて、フジテ
レビ、どうなりますか……。

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